アメリカ西海岸のストライキっていう最近の頭痛の種

なんなんだろうね。

 

このずーーーっと続くLA港のストは。

 

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私は仕事でアメリカに輸出する案件を沢山もっているから、もう毎日大騒ぎ。
迷惑な話ですな。

 

トヨタはホンダも日本から部品が届かないってんでアメリカでの減産調整に入ったものね。
一方で、アメリカから輸出する人達も悲鳴を上げてる。
マックのポテトも一時期Sサイズだけになったものね。

 

なんか、西海岸の港湾労働者の平均年収って136,000ドル(約1600万円)なんて話だけど、これは太平洋開示協会(PMA)が流したデマみたいな話もあるし、よく分からないんだけど、とにかくさっさと終わらせてくれっていう。

 

インパクト

 

港湾労働者の賃金とか日本のサラリーマンの私からすれば至極どうでもいいんだけど、それよりも経済的なロスが凄い事にびっくり。
船がダメなので皆エアー(航空便)に切り替える訳だけど、それによってトヨタは月に70億も輸送費に垂れ流してるし、アメリカから肉を輸出できないで倉庫で腐らせてしまったり、保管にかかる費用がかさんで出ている損失は1日に100億縁にもなるんだってね。

 

アホかっていう。

 

港湾労働者はいいかも知れないけど、例えばこれで自動車メーカーが製造ラインを止めたら今度はそっちの労働者の賃金が下がるよね。
労使交渉をしてどこまで賃金が上がるのか知らないけどさっさとヤメて欲しい。

 

結局、、、、この状況で一番ウハウハなのは航空会社とフォワーダーな気が。。。

 

 

輸出部署の現場

あまり仕事で輸出や輸入に関わっていない人はピンと来ないかもしれないけど、大変です。
2008年の時はストもここまで泥沼化しなかったみたいで、皆、「こんなん始めてや!」と大騒ぎ。

まず、船で送ったコンテナは予定通りには届かない。
なんか、沖で順番待ちしてるんだよね、船が。
横浜港を1週間前に出たコンテナに翌週分が追いついてしまってるからね(笑)

で、次に何が起ったかって、船が戻ってこれないから横浜出港のスケジュールもグチャグチャのビチャビチャになってる。
さらに、スペースが取れない。

だから、私が働いている部署の北米チームは、何社も一気にスペースブッキング(船のスペースを予約することね)をかけて、常にスペースを持っているようにしてる。

後は、メキシコやカナダ経由で出荷してるね。
LA経由より標準のリードタイムはかかるけど、予定が見えないよりはマシ、という事で。
いつ到着するかも分からないルートで出すより、いつ到着するか分かる航路で出荷した方がいい。
じゃないと現地が在庫管理できないからね。

そして同時に航空便手配。
もうスペースの取り合いだよね。

西濃、日通、近鉄、郵船あたりは儲かってんのかね。
皆口を揃えて、「いつ出荷できるか約束できまへん」って言ってますね。

私がお世話になってるフォワーダーさんはそれでも何とかスペース取ってくれるんで助かってるけど、いつも取れるとは限らないし。
毎日ハラハラしてます。


足元見やがる航空会社

 

 

それにしても、航空会社ってのは本当に下衆の極みというか。
この状況になって、運賃を3倍まで引き上げてきてる。

 

“金がないヤツの貨物は載せません”

 

って事じゃない。

 

日本では、基本的にフォワーダー(西濃、日通、近鉄、郵船etc)が航空会社より力関係では上。
航空会社の営業は彼らから載せる貨物を集めないといけないから必死なワケ。
空っぽの飛行機を飛ばすほどアホらしい事はないからね。

 

ただ、この状況ではパワーバランスが崩れかけてるというか、フォワーダーがどうにはスペースを貰ってる感じ。

 

こういう局面での対応は、後のビジネスに響くよ。
ここで調子こいた航空会社は事態が収束した後に使われなくなる。
っていうか、経営が傾けばいいのにって思う(笑)
ま、そんな事はないだろうけど。

 

同じ境遇の海外営業・貿易事務の人

 

貿易に関わる仕事をしている人、特に北米向け担当の貿易事務さんなんかはスゲー大変な思いをしていると思います。
もう、お互い頑張ろう、としか言えないんだけど、ちょっと私がここ数日で思った事を書いておくので、もし参考になれば。

 

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まず、船便だけど、もうLAやロングビーチは当面避けた方がいい。
スペース取れても、急に横浜が抜港になったり、設定がなくなったりするし、いつ着くか分からない。
オススメはメキシコ経由。まだスペースが多少空いてる。
もし、混載じゃなくてFCLで出荷してるなら、メキシコはアメリカよりも1コンテナあたりの重量規制の上限が低いから注意しよう。
20tだったかな?確か。
だから、いつもそれ以上の重量を詰め込んでいるなら貨物を分けないといけないからブッキングをする時にはアメリカに送る時よりコンテナ本数が多くなる事に注意。

 

後は、20ftコンテナが特にアメリカの物流業界で嫌われ始めて全然ブッキングできないワケだけど、20ftをずっと使ってきた会社の人は40ftをスカスカな状態で出すんじゃなくてLCLを検討しよう。
ざっくり、7〜8m3あればFCLとコストはそんなに変わらない。

 

エアーの場合。
これはもうフォワーダーの力量次第としか言えないんだけど、FedExやDHLを検討しよう。
なんとなく、1箱とか2箱とか小さい量をパっと送る時にしか使ってない人って多いと思うんだよね。
やっぱ割高だし。

 

ただ、運賃が3倍になっている現状では関係ないよ。
しかも、FedExとかは自前で航空機持ってるから、スペースが多少取り易い。
リードタイムは少しかかるけどね。

 

ってなワケで、いつ終わるか分からないこのしょーもないアメリカ人のストが終わるまで頑張ろう!

 

 

 

 

アメリカ西海岸のストライキっていう最近の頭痛の種 was last modified: 2月 23rd, 2015 by Taka