海外製チャイルドシート"Cybex"は輸入した方が安いのか?

海外製チャイルドシート”Cybex”は輸入した方が安いのか?

こんにちわ。

 

先日、無事に子供が生まれました。

 

妻との長い不妊治療を乗り越えての子供だったので、感動だ。帝王切開だったので意外にすぐに出て来て「え、もう!?」って感じで最初の対面は感動よりも驚きが強かったのが正直なところだった(笑)でも毎日、仕事の後に病院に会いにいっていると段々と実感が沸いてきてたかも。

 

というワケで、テーマはチャイルドシートなんだけどね。

 

子供ができると、色々と買いそろえないといけない。その中でも、大物(=金額がはる)のは

 

・ベビーカー
・チャイルドシート

 

の2つなんだよね。

 

ベビーカーは、色々と調べたり赤ちゃん本舗のお父さん向け講座みたいなのにも参加したんだけど、後ろ向きが好きって子と前向きが好きって子がいるらしく、それは生まれてみないと分からないってんで保留してたんだけど、チャイルドシートは妻と子供の退院の日には車に装着していないといけないから先に買った。

 

それで、前に行った横浜で開催された「マタニティ&ベビーフェスタ」で知ってから、ずーーーっとこのCybexってメーカーに惹かれてたんだよね。

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・デザインがカッコいい(カワイイ)
・ISOFIX仕様(シートベルトで固定じゃなくて、ジョイントをシートに差し込むだけ)
・回転する

 

と3拍子揃っていたので。

 

ドイツは自動車国なので、性能的にもかなり進んでる。日本勢は「タカタ」「Combi」「Aprica」あたりが有名で、性能もいい。

 

だけど、タカタはそもそもエアバッグでリコール出しまくってる時点で買いたくなかった。Apricaは性能はいいんだけど、なんつーか機能がつき過ぎててボタンとかめっちゃあるし、覚えられなさそうだし使いにくそうなのでヤメた。

 

aprica

 

もはやメカだよ。コレ。

 

後、やっぱりベビー用品に限らず時計とか車もだけど、日本製って機能をデザインに落とし込むのが下手だと思う。せっかく性能的に進んでいても、なんかデザインで台無しにするってゆーか。。

 

ちなみに、何かと「日本製の方が安心」と思っている人って多いけど、チャイルドシートについては、欧州メーカーの方が進んでいる。特にドイツはアウトバーンがある関係でチャイルドシートの安全性追求は昔から進んでいたし、ヨーロッパの方が安全基準は厳しい

 

それに、ISOFIXってゆう機構は日本車よりも欧州車が先だからね。日本ではTOYOTAが一番最初にISOFIXのチャイルドシートを装着できるシートを標準化したみたい。今はどこのメーカーでも標準になってるけど、車が平成20年より前のものなら確認した方がいい。

 

チャイルドシートでの事故の原因で一番多いのは、「正しく固定されてない」って事。従来のものはシートベルトで固定する仕組みだったけど、取り付け方が難しくて正しく取り付けられていないケースが多発してた。だからもっとシンプルに安全に取り付けられるようにISOFIXってのが誕生した。なので、アナタの車がISOFIX取り付け可能なものなら、是非ISOFIXにする事をオススメします。

 

財布に響くチャイルドシート

 

で、本題に入ってくけど、チャイルドシートで新生児から使えるのって結構高いんだよね。

 

3万円〜7万円くらい。

 

ISOFIXかつ回転式だと一番高い(5〜7万円くらい)

 

バカになんないよね、、、、他にも色々と買わないといけないのにさ。

 

しかも、3歳くらいで買い替えだしね。

 

でも、”高いけど、、、Cybexがいいよね、、、”ってのが私と妻の行き着いた結論だった(笑)

 

・ISOFIX
・回転式
・新生児から使える

 

という条件だとまず5万円くらいはする。

 

今回私が買った、CybexのSirona(シローナ)は日本で買うと6〜7万円くらい。

 

輸入、という選択肢

 

CybexのSironaを買うかどうか迷ってた時に、一応、これでも商社で貿易を生業としている私としては

 

“輸入したら安くならねーかな”

 

と思ったワケです。

 

日本でCybexを買う場合、7万円するワケだけどその価格には

 

・輸送費
・代理店(日本だとDADWAY)の利益
・為替のリスク

 

をガッツリ載せてる訳だからね。

 

ブランド品とかって、今の時代、海外から買ってもあんまりメリットないのよ。
どこの国でも同じような価格で展開するようにしてるし、そもそもメーカーの本国で作らずにアジアで安く作って各国に出荷しているから。
だけど、ベビー用品ってのはそういう仕組みが出来上がってないし、本国で製造してる場合が多いから、「ドイツで買うとめっちゃ安い」みたいな状況が発生し易いんだよね。しかも、ベビーカーとかチャイルドシートみたいな高価で重い物品は日本国内でかなりボッタクリな値段で売られてる事が多い。

 

輸入というと、難しそうと感じる人もいるかも知れないけど、実はそんな事はない。
企業が海外から何かを輸入するのと違って、個人がネットで何かを海外から買うだけなら、特に輸入通関手続きとかは必要ないからね。
普通に買物カートに入れて、クレジットカードで支払って待つだけ。

 

Cybexみたいな海外の人気ブランドのチャイルドシートとかベビーカーは特に、個人で輸入してAmazonとかで売ってる人沢山いるからね。

 

ただし、気をつけないといけない点がいくつかある。

 

1.英語ができないと厳しい(問い合わせ、クレーム、取り扱い説明書など)
2.納期がかかる(1ヶ月は見よう)
3.安いかどうか見極めが難しい

 

まあ、海を超えてくるワケだからね。納期はかかりるよね。そして、輸送期間が長いという事はそれだけ破損のリスクも高まるという事。飛行機の貨物なんか結構乱暴に扱われるからね。日本国内で佐川急便が運ぶのとはワケが違う。

 

だから、「返品・保証」に関するルールはきちんと事前に確認しておかないといけない。それは勿論英語で書かれている。
さらに、実際に破損品が届いたりしたら、その問い合わせも英語でしないといけない。

 

チャイルドシートみたいな高額なもので不良品を掴まされたら、「運が悪かった」では済まされないから、価格だけじゃなくて、そういった部分も考慮しよう。

 

まあ、アナタかアナタの奥さん(旦那さん)が英語できればこの点は問題無いし、Google翻訳とか使えばできない事もない(と思う)。

 

それよりも、問題なのは

 

 

本当に安いのか?

 

という事ね。

 

これをきちんと計算しないといけないんだけど、これって意外と結構難しい。

 

特に為替レートで話が変わってきちゃうし、細かい費用が色々と可算されるので、計算してみると「意外と安くないな、、、」って事もよくあるワケ。

 

愛する我が子にRomer(イギリスのウィリアムズ王子が使って有名になったね)とかCybexとか「イイんだけど高い」ものを少しでも安く買いたい、って人の役に立てば、という事で、「輸入するといくら節約できるのか?」を知るための計算の仕方について書いてみようと思う。

 

 

例:CYBEXのSIRONAをドイツのショップから買ったらどうなるか?

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1.まず、日本で買ったらおいくら?

 

ここから話が始まるよね。

 

とりあえず今回は価格.COMで調べてみよう。

 

 

最安値:¥70,200

 

正規代理店のDADWAYはオンラインショップに扱いがないんだけど、横浜の店舗で見た時は確か¥69,800に消費税だったと思う。
だから、¥75,000くらいだね。

 

じゃあ、この¥70,200を起点に考えてみよう。

 

2.ドイツで買ったらおいくら?

 

私が口コミとか調べて検討してたのが、Kidsroom.deというドイツのショップ。

 

ここは問い合わせの対応も迅速で丁寧だからオススメだよ。

 

で、CybexのSironaの価格は、、、、

 

386.51ユーロ

 

 

3.本体価格を円に変換する

 

これを、まず日本円にしよう。

 

海外から通販する場合、支払いはまずクレジットカードになる。で、カード会社でレートが異なるので、サイトで確認してみよう。見つけられなかったら、大手の銀行(みずほ銀行とか三菱東京UFJ)のサイトで調べてみよう。

 

※銀行のサイトで調べると、TTBレートとかTTSレートなんてのが並んでいる。TTSは銀行が外貨を売るレート、TTBは銀行が外貨を買い取るレート、その中間がTTMと呼ばれるんだけど、TTMを見よう。載ってなかったらTTBとTTSを足して2で割るだけ。

 

じゃあ、この記事を書いている8/21時点でのJCBカードの基準レートを使うとしよう。

 

1ユーロ=138.91円

 

ちなみに、この日のUFJのレートはね、

 

TTS 140.28円
TTB 137.28円

 

足して2で割ると、138.78円

 

なので、まあ、同じくらいだよね。

 

で、ここで注意なんだけど、これはあくまで「基準レート」であって、カード会社はここに「事務手数料」を上乗せするんだよ。
JCBの場合、基準レートに1.6%を足したレートという事なので、

 

138.91 x 1.016=141.13円

 

これが、円に変換する時の数字。

 

そうすると、

 

386.51ユーロ x 141.13=54,548円

 

 

これが本体価格。

 

日本で買うと7万円するのを考えると、なんか得な感じがしてきた?

 

でもね、、、私が新婚旅行でヨーロッパにいった2011年なんて1ユーロ100円くらいだったからね、、、時代が時代ならもっと安かったのにねぇ。

 

 

4.送料を確認

 

Kidsroom.deのサイトで送料を確認すると、日本までの輸送の場合、

 

from 47.46 €

 

まあ、47.46ユーロからって事だね。「から」って何だよ、、、って思ったんで私はメールで問い合わせたら、47.46ユーロだって事だったんで、これもさっきのレートで円に直す。

 

47.36 x 141.13=6.698円

 

ここで、本体価格と送料の合計が出ました。

 

54,548 + 6.698 =61,246円

 

です。

 

5.輸入関税

 

モノを海外から輸入する時には「関税」という税金がかかる。

 

関税って?という人の為に簡単にいうと、海外の製品が日本国内で売られる価格を高くして、日本の産業を守る為の税金。ほら、TPPってニュースで騒いでるじゃない?あれは関税が低くなる事によって、日本国内で外国産の牛肉やら米やらが安く売られる事になるから日本の農家は猛反対してるワケ。

 

意外かも知れないけど、日本に外国の車(BMWとかベンツとか)を輸入する場合、関税は0%なんだよ。

 

だけど、、、米には778%もかかってる(笑)
778%って、、、アホだよね。
小麦も252%。

 

そりゃ日本の農家も焦るよね。
この嫌がらせみたいな税金が撤廃されたら、スーパーには外国産しか並ばなくなるかも知れない。まあ、TTPが実現すれば逆に日本の米にブランド力があれば輸出するチャンスも広がる訳だけど、旧態依然として、消費者の事を考えて製品力を上げていこうとする事もしない農家の連中はそんな頭はないからね。「TPP反対」っていうハチマキ巻いてデモとかやってる人って、結局、「自分のこと」しか考えてない連中。本当に優れた農家は海外の展示会とかバンバン出て行って、ドバイとかで米売り込みまくってるからね。

 

話が逸れた(笑)

 

で、その関税だけど、チャイルドシートは何%?

 

そもそも、関税ってのは「通関士っていう国家資格を持った人の判断」で決まる。で、通関士は税番(HSコード)を元に「これは関税何%」って判断する。米なら◯◯番とか決まってるんだよ。

 

チャイルドシートはね、多分「自動車の部品」「自動車の付属品」とされる8701番のグループになるだろうから、

 

無税!

 

の可能性が高い。

 

後は、「自動車に使用する腰掛け」っていうのが9401番であるけど、もしこっちの番号だと判断されても

 

無税!

 

良かったね(笑)

 

100%は言い切れないけど、チャイルドシートの関税はゼロと考えて問題ないよ。
あと、ベビーカーも8715番「乳母車」で無税!Yeah!

 

6.VATって?

 

ヨーロッパのネットショップだとよく「VAT込み」「VAT抜き」みたいな事が書かれている。

 

VATってのは付加価値税と呼ばれるもので、日本に輸入する場合は関係ないから無視していい。

 

7.消費税

 

輸入しても日本での消費税はかかるからね。

 

 

まあ、そう肩を落とさないで欲しい。

 

 

日本国内で買物をするみたく、単純に製品価格に8%ではないから。計算の仕方が少し違うんだよ。

 

まず、税率は「地方消費税の1.7%」と「輸入消費税の6.3%」の合計で8%。まあ、日本国内と同じく8%で計算すればいい。
では、何に8%を掛けるのか?

 

製品本体価格 + 送料 + 関税の合計の60%

 

今回のケースでは関税はゼロなので、

 

本体価格:54,548円
送料:6,698円
———————–
合計:61,246円  - (1)

 

(1) x  60% =36,748円 -(2)

 

(2)に8%をかけて、、、、

 

2,940円

 

これが消費税だ。

 

7. 全部足してみる

 

はい。

 

これで全部の費用が出ましたので、足してみたいと思います。

 

 

本体価格:54,548円
送料:6,698円
関税:0円
消費税:2,940円

——————–
合計:64,186円

 

 

出ました。

 

 

日本での最安値が70,200円なので、

 

70,200円 - 64,186円 = 6,014円

 

これが輸入する事で得する金額です。
正確には税金の計算の部分でクレジットカード会社とは違う為替レートで計算されるだろうから、数円の誤差は出るけど、まあ、関係ないレベル。

 

気をつけて欲しいのは、為替レートね。

 

買った日のレートじゃなくて、カード会社が処理した日のレートが適用される。
そのタイムラグがあるから、レートが急に変動すると思わぬ損をする(得をする場合もある)事もある点は頭に入れておこう。まあ、リーマンショックみたいな事が起らなければ、買った日のレートからそんなに急に動かないと思うけど。

 

 

6,000円は得なのか?

 

まあ、6,000円あれば、他のベビーグッズ買えるよね。

 

だけど、ここは冷静に考えて欲しい。

 

日本で買うメリットとして、

 

1. 英語を使わないでいい
2. すぐ買える
3. 不良品や故障があった場合、購入した店にいえばいいので対応がスムーズ
4. 日本の代理店で検品されるので、破損品を掴まされるリスクが極めて低い
5. 取り扱い説明書が日本語

 

といった事が上げられる。
特に5と6が重要で、ましてチャイルドシートは命にかかわるモノだから「説明書」はきちんと読まないといけないし、「実は壊れてた」なんて事はあってはいけない。

 

そう考えると、6,000円って高いかな?安いかな?って感じだよね。

 

安心を買うという意味で、6,000円を出して国内で買うってのも立派な選択肢だと思う。
ベビー服とかならいいと思うけど、チャイルドシートの輸入は慎重に考えた上で決断して欲しい、ってのが正直なところ。

 

ただし、個人輸入してAmazonなんかで売ってるところはオススメしない
彼らは製品に何かあっても何もできないよ。

 

彼らが購入した海外のショップに問い合わせくらいはするだろうけど。
海外の販売元とその個人輸入者の間の返品だなんだのやり取りが終わるまで、何もしてくれない。もしその輸入者が海外の販売元から返品を勝ち取ればいいけど、それができなければ、彼らはアナタに「こちらから出荷した時点では問題ありませんでした」とか言いかねない。

 

なので、自分で返品などの条件を確認した上で輸入するか、日本の正規代理店で買うか、のどちらかにした方がいいと思う。日本のDADWAYだと、妊娠◯◯ヶ月から産後◯◯ヶ月までは10%OFFとかやってるからね。ちなみに、私は悩んだけど、欲しかった色が「2ヶ月かかる」とか言われて、結局DADWAYで買ったよ。

 

もし納期がかかっても問題がなく、為替次第では輸入も検討してみるのもアリだと思う。
ただ、しつこいけど安くなる分、リスクは増える事は忘れないで。

 

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さて。これからチャイルドシートに乗せて色々なとこに連れていけるのが楽しみっす。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

海外製チャイルドシート”Cybex”は輸入した方が安いのか? was last modified: 8月 24th, 2015 by Taka