社会人になってから英語をマスターする! 〜 3つの黄金原則とは

なぜ、あなたは社会人になっても英語を勉強するの?

 

英語が話せるようになったあなたの姿はどんな感じ?

 

具体的に想像してみて欲しい。

 

・月に1度は海外出張をしていて、スーツケースを引いて空港にいる日が多い
・毎日のように海外とのテレビ会議がある
・仕事中は日本語より英語を話している事の方が多い
・外資系のスタイリッシュなオフィスでコーヒーを片手に外国人と楽しく会話している

 

色々とあるだろうけど、その”英語ができるあなた”は笑っていて自信に満ちているハズ。

 

そんな自分像を描いてヤル気マンマンで英語の勉強を始める人が多い。
と同時に投げ出す人も多い。

 

もうホント、会社帰りに本屋に立ち寄って、TOEICコーナーで参考書を物色してる時なんてモチベーションが上がりに上がっちゃって無敵状態。
私も何度も経験がある。

 

「っしゃーーー!!!かかってこいやーーーー!!絶対にペラッペラになったるからなーーー!!!見とけよコラ!!!」

 

そんな勢い。

 

マリオで言えばもうスター状態。
テンテンテンテテテンテテンテン♪♪

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しかし、スター状態はやがて時間切れとなり、苦しい時間がやってくる。
8割の人はそこで脱落する。

 

では、これからその8割にならない為にはどうすればいいのか?
もしくはその8割から抜け出すにはどうすればいいのか?

 

実際、帰国子女でもないのに英語ができる人っていうのは他人から

 

「英語ペラペラだねー凄いねー」

「なんでTOEICそんなに取れるの?留学してたの?」

 

なんて言われても

 

「全然ペラペラじゃないよー、、、それっぽくしてるだけ」

 

と、はぐらかして実際のところどうなのか言わないもん。

 

一方で、英語できる人が集まってたまーーーに英語学習の話をすると、かなり様子は違う。
みんなそれぞれに違ったやり方で血のにじむような努力をしてきてる。

 

中には留学してた人もいるけど、1年かそこら留学しても必ずしも英語が話せるようにはならないからね。
留学組もやっぱり努力はしてる。

 

方法論をいうとキリがないし、唯一無にの王道ってのもないんだけれど、やっぱり英語ができる人には努力の過程での
共通点はある。

 

裏を返せば、それをしなかった事が「英語で挫折した人の共通点」となるワケ。

 

 

というワケで、今回は3つの黄金の共通点について。
ここが抜けていれば、そもそも努力のベクトルがぶれるので即効で挫折。
ここができていれば、最初に思い描いた自分像は叶う。半年で現実味を帯びて、1年後にはかなり近くなっているし、2年後は超えているかも知れない。

 

 

目次

1. 取捨選択をしている

Pick-and-Choose

 

 

 

 

 

 

 

 

例えば、あなたの周りで英語ができる人を10人探して「どんな風に英語を勉強したの?」と聞いてみて欲しい。

答えは結構バラバラなはず。

 

間違ってもネイティブに聞かないように。

 

私はよく、「ネイティブじゃないけど英語が上手い外国人」に仕事の絡みで出会った時にこの質問をする。
逆にされたりもする。

 

印象的だったのは、Samsungの若い女性(韓国人)、LG電子の新卒の女性(韓国人)、前の会社のシンガポール拠点で働いていた女性(ベトナム人)、フランスの有名化粧品メーカーで日本支社に出向していたギリシャ人とか。

 

もう、メッチャ英語上手かった。
とりあえず喋れます、というレベルでは無かった。
意志疎通のツールとして高いレベルで仕上がっていた。

 

Samsungの女性は、アメリカの展示会でたまたま知り合っただけだったけどチョー美人だった。
なんかお昼にベンチが空いてなくて、「隣いいですか?」と来話してきただけで、、、ホント、あの時僕のの英語がもっとセクシーだったら未来予想図は変わっていたかも知れないのに。

 

とまあ、話を戻すと。

 

例えば方法としては

 

・メッチャ英語の小説を読んだ

・メッチャ英字新聞読んだ

・とにかくネイティブの同僚と話しまくった

。とにかくTOEICの勉強をした

 

という感じで本当にバラバラ。

 

ただ、一貫してるのは

 

とにかく、1つに絞っている事。

 

もちろんそれしかやっていないワケではないけど、「自分にとって軸となったのはコレだった!」というものが皆それぞれにある。

 

日本って英語のレベルは低いけど、英語教材の充実ぶりは結構スゴい。
だって、本屋に英語の参考書がこんなにある国、滅多にないよ。
むしろ異常。

 

ただし、この情報の多さが一つの弊害になっている。

 

・Aさんは「やっぱり単語だ!」と言う
・Bさんは「英字新聞を読め!」と言う
・Cさんは「NHKのラジオ英会話だろ!」と言う

 

どれも間違いではない。

 

ただ、これを聞くと多くの人が「単語帳」「英字新聞」「NHKラジオ英会話」の全部をやろうとする。
これがいけない。

 

もし、手元に4冊以上参考書や教材があるなら多すぎ。

 

同時進行でできるのは3冊がいいところ。
5冊なんてやってると、全然進まなくてモチベーションは下がるし、1周したころには全部忘れてる。

 

どうしても気になるものがあれば、手元の3冊のうち1冊をコンプリートしてから買う事。
終わらないうちに次のを買って、を繰り返す事ほど遠回りはないからね。

 

つまり、

 

一つ目の原則は

 

色々と手を出さずに的を絞る事。同時やるのは3冊まで!

 

 

2. 1冊がボロボロになるまでやる

book

 

 

 

 

 

 

 

 

 

色々と情報収集をして、選りすぐりの参考書や問題集を買う。

 

そこまでは誰でもできる。
このブログや他の英語系ブログで紹介されているもの、Amazonのレビューを見ればヒドいものはやっぱりそれなりの評価だからね。

 

ちなみに余談だけど、英語系ブログの情報を参考にする時は

 

・書いている人が帰国子女じゃない事
・少なくとも3つ以上のブログで好評価を得ている事

 

に注意するといい。

 

もちろんこのブログでは私が「マジで秀逸」と思ったものしか好評価はつけてないし、「使えない」と思ったものは正直にバッサリいってる。
だけど、どうしても人によって合う・合わないがあるからね。特に上級者向けになればなるほど好みがハッキリ分かれてくるので。

 

で、何にせよ買いました、と。

 

そこからが問題。

 

あなたはその参考書を何周やるだろうか?

 

英語ができない人はここが圧倒的に少ない。
英語ができる人は徹底的にやり込んだ本が少なくとも1冊はある。

 

例えば、私の場合はDUO3.0だけど、10周した。
もう単語が覚えられなくて覚えられなくて泣きそうになった。
だけど、10周すればやっぱ覚える。

 

TOEICの問題集もそう。
1周して分かったつもりになっていないだろうか?
2周目は全問正解できるのだろうか?

 

少なくても3周はした方がいい。

 

そんなにやってられるか!と思うかも知れないけど、2周目は1周目より楽だし、3周目はもっと楽になる。
参考書に載っている知識を120%吸い上げないといつまでたっても英語はできない。

 

英語は買った考書の数ではなく、学習の密度。

 

やり込んだ、と言える参考書が何冊あるかで決まる。

 

 

 

 

3. 初期段階で発音を意識する

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これは、ホントーーーに大切なポイント。

 

さっきのSamsung女子じゃないけど、グローバルフィールドで英語を使っている人の英語はやっぱり発音がキレイ。

 

ただ、これを誤解してる人が多い。

 

彼らが発音を磨いたのは「その方がカッコいいから」なんて間の抜けた理由じゃない。

 

発音の練習はおまけというか、ケーキで言えば飾りの板チョコくらいにしか思ってない人が多い。
私も以前そうだった。なので英語には凄く苦しんだ。

 

「発音なんてどうでもいい!まずは伝える事!文法と単語とリスニングが大事!」

 

と言う人もいる。

 

なんとなく、正しく聞こえる。

でも、それって考えてみれば当たり前。
だって、僕らはそーゆー英語教育を学校で受けているから。
こう言われると励みになるし、「間違ってなかったんだ!」と思えるから。

 

でも、本当にそうだろうか?

 

じゃあ、なんで6年間も勉強したのにあなたは今、大人になって英語に苦しんでいるんだろう??

 

大人になって英語ができてる人も皆、中学・高校時代は似たような教育を受けていたハズ。
リーディングの時間が大半、あとは文法演習だとかリスニングはCDかけっぱなし、みたいな。
発音なんて全然練習しない。やったとしても英語の先生が”Repeat after me! Surprise ! サプラァーイズ!”みたいな何の役にも立たない次元で単語ぶつ切りで言わせてたくらいなもん。

 

どこで差がついたのか?

 

高次元で英語を運用している人はまず発音の重要性を認識している。

 

あなたの会社にはいないだろうか?

 

やたらカタカナ英語な人。

 

「イエス!イエス 、、、、イヤー!イヤー!、、、、アイ シンク、、、イヤイヤー」

 

とか言って電話してる人。

 

はっきり言って、多く見積もって6割くらいしか内容理解してないと思っていい。
本当に危険。

 

あなたが何かしらの海外担当でフロントラインに立つならこんな英語じゃダメだよ。

 

じゃあ、どうするかと言うと、発音練習を最後に回すのではなく最初に取り入れる。

 

これ、真逆の事をやっている人が圧倒的に多い。
まず文法と単語とリスニングをやって、それから余力があれば、、、と考えている人ばかり。
発音はできなくてもイイくらいに思ってる。

 

英語を短期間で伸ばしたいならまず発音に意識を向ける事。

 

これが8割の「英語に挫折する人」にならない為の最大のポイント。

 

発音をきちんと練習していると、その後の学習効率が格段に上がる。
何故なら、「発音できない音は聞き取れない」から。

 

よく、「聞き取れないから発音できない」と思ってリスニングばっかりやる人がいるけど逆だよ。
聞き取れないものを何千回聞いたって、聞き取れない。

 

単語知識の不足もあるかも知れない。だけど、それ以上に妨げとなっているのは日本語と英語の音の数の違い。
そもそも英語にあって日本語に無い音って沢山ある。

 

諸説あるけど、母音と子音を足すと

 

日本語が20〜25くらい
英語が44〜55くらい

 

BathとBusが同じに聞こえるのは、日本語にはthに対応する音がないから。
脳が勝手に一番近い「ス」の音で代用してしまう。
日本人がvとbとか、rとlなどの聞き分け・発音分けが苦手なのはこれが原因。

 

で、この問題はリスニング練習を続けても解決しない。

 

唯一の解決策は、意図的な反復練習をして脳内に英語の音を刷り込む事。

 

要するに、bathと耳から入れば

 

“バス”

 

ではなく

 

/bˈæθ/

 

と脳が認識するように英語の音を刷り込んでいくという事。
この意図的な練習をすると、その後の成長曲線が全く違う。
TOEICの点数の伸び方もハッキリと違う。

 

カタカナではなく英語の音で音読を繰り返して行くと、リスニングとスピーキングで圧倒的な差が生まれる。

 

まとめ

 

帰国子女ではないにも関わらず、英語ができる人の共通点は

 

・むやみに手広く教材に手を出さない 〜 参考書は同時に3冊まで!

・絞った参考書を徹底的にやる 〜 最低3周!

・早い段階で発音を身につけ、その後の学習のスピードを加速させる 〜 意図的に英語脳を作る!

 

これを守れば学習のベクトルがずれないで済む。
特に独学の場合、気付いたら方向がずれている事はよくあるので、大原則として心に留めておいて欲しい。

 

発音の練習については、以前はスクールでネイティブ講師に教わるくらいしかなかった。だけど、最近は英語教材業界でも発音の重要性が認識されていて独学でも十分に力を付けられる。

 

例えば、日本人俳優がハリウッドに進出する際に指導をした講師による教材もある。
是非、冒頭の「英語ができる自分」に近づく為に有効活用して欲しい。

 

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