雰囲気似てるけど、結構違う英単語 〜 byとuntil編

雰囲気似てるけど、結構違う英単語 〜 byとuntil編

このシリーズも5回目。

 

このシリーズは試験で点数を取る為ではなく、「自分で使う」という事を目的に置こう。TOEICのスコアは高いのに実践で使い物にならない事態を避ける事ができるし、実は「試験の為の暗記」よりも「使うための学習」の方がスコアは伸び易い。TOEICのスコアは必ずしも実践での英語力を意味するとは限らないが、実践で通用する英語力は高いスコアを意味するのだ。

 

と言うワケで、5回目となる今回はbyとuntiの違いについて。

 

byとuntil

similar_but_not_same2

 

この2つを混同している人がもの凄く多い。

 

日本語にするとどちらも「〜まで」という意味なので同じに見えるけど、意味はかなり違うので注意が必要。

 

例えば、

 

I’ll be in the office by 13:00 today.

I’ll be in the office until 13:00 today.

 

この2つの文章はまるっきり意味が違う。

 

どう違うか分かるだろうか?

 

I’ll be in the office by 13:00 today.

私は今日は13時までにはオフィスにいるよ(=13時前にはオフィスに着く。午前に半休とるイメージ。

 

I’ll be in the office until 13:00.

私は13時までオフィスにいるよ(=13時過ぎにはオフィスからいなくなる。午後に半休とるイメージ。

 

by = ある時点までに、ある時点よりは遅くない

 

byが意味する「〜まで」というのは、ある時点までには完了している、という意味。

 

I’ll finish my homework by 18:00.
18時までには宿題を終わらせる

 

これは18時に終わるかも知れないし、18時より前に終わるかも知れない。だけど、18時を過ぎる事は無い、って意味。

 

Unti = ある時点までずっと、継続して

 

一方でuntil(till)が表す「〜まで」は「〜までずっと◯◯する」というイメージ。

 

I’ll do my homework until 18:00.
18時まではずっと宿題をする

 

I’ll spill my heart for you until the day I die.
僕が死ぬ日までずっと君に全てを捧ぐ

 

ここで重要なのは「継続」してるという事。

 

ちなみにtillはuntilの口語表現。

 

untilは前置詞でも接続詞でもいける

 

untilの便利なところは、前置詞としても使えるし接続詞としても使えるところ。
前置詞はつまり名詞の前でしか使えない、という事だよね。

 

byは前置詞としてしか使えないから、byの後には名詞しか来ない。

 

I’ll finish the work by I go out for dinner.
私は夕食に出かける前にその仕事を終わらせる

 

とは言えない。
byの後にI go out for dinnerという文章が続いてしまっているからね。

 

直すとすれば、

I’ll finish the work by the time I go out for dinner.

のように、名詞を持って来るか、もっとシンプルに

I’ll finish the work before I go out for dinner.

としてしまうか。

 

一方で、untilは

 

I’ll spill my heart for you until I die.

I’ll spill my heart for you until the day I die.

 

のどちらでも文法上はOK。

 

意味合いは若干違うけど。

 

僕が死ぬまでずっと君に全てを捧ぐ
僕が死ぬその日までずっと君に全てを捧ぐ

 

くらいの違い。

 

 

よくあるミス

 

ここまで読むと、私が仕事でよく目にする

 

We’ll ship out it until the day after tomorrow.

 

のような文章のどこがおかしいのか分かると思う。

 

「明後日までに出荷します」と言いたいんだろうけど、これじゃあ「明後日まで出荷し続けます」という意味になってしまう。全く意味不明だよね。このミスは日本人だけでなく、英語を母国語としない外国人もよくやるから注意。

 

例えば、アナタがメーカーの貿易業務をやっていたとしてタイの自社工場から問い合わせを受けました。

 

We’ll run out of our stock so soon. Do you have any stock in Japan?

“こっちの在庫がなくなっちゃうからすぐに欲しい。日本に在庫はあるか?”

 

現時点で在庫は無いけれど、明日、倉庫(warehouse)に入る予定だとしよう。

 

Some pieces of stock will be our warehouse by tomorrow.

Some pieces of stock will be our warehouse until tomorrow.

 

後者だと、かなり不正確な情報になってしまう。

 

Some pieces of stock will be our warehouse by tomorrow.
いくつかは明日、倉庫に入ってくる(から、手配できるよ)

Some pieces of stock will be our warehouse until tomorrow.
明日まではある(けど、明日には無くなるよ)

 

後者だと、返事を受け取ったタイの人は勘違いする可能性がある。
だって、これは捉え方によっては、「在庫はあるけど、明日には(他の国へ出荷するから)無くなるよ」って意味にも取れるから。
相手は「え、くれるの?くれないの?他の拠点に取られちゃうの?」となる。

 

ちょっとした違いで思わぬ誤解を招く恐れがあるから注意しよう。

 

 

TOEICでは

 

ここまでの事を頭に入れておけば、例えばTOEICの空所補充で出題されても問題なく回答できるよ。

 

The meeting will be finished (        ) 3 p.m..

(1) by
(2)until
(3) even
(4) when

 

まず、evenでは意味を成さない。whenは前置詞ではないので、後ろに名詞だけはおかしい。
byかuntilか。”finish”「終わる」という動作が継続する事はどう考えても不自然だよね。「その会議は午後3時まで終わり続ける」って変でしょ。なので正解はbyとなる。

 

The meeting won’t be finished (      )  we reach conclusion.

(1) by
(2)until
(3)even
(4) when

 

まずevenは相変わらず意味を成さない。今回は空欄の後が文章なのでwhenはいけそう?じゃあ、ひとまず選択肢としてとっておこう。
byかuntiか。今度はwon’t finishなので「終わらない」という意味だから、「ずっと終わらない=ずっと続く」という継続の意味合いが自然。一方でbyはそもそも前置詞なのでおかしい。whenかuntilか。

 

The meeting won’t be finished when we reach conclusion.
私達が結論に至る時、会議は終わらないだろう

 

The meeting won’t be finished until we reach conclusion.
私達が結論に至るまで会議は終わらないだろう

 

あきらかに後者の方が自然だよね。

 

こんな感じで、きちんと使い方を理解しているとsiteirutoTOEICの問題も難しくない。

 

では、最後にuntilの説明でいきなり登場した「僕が死ぬその日まで君に全てを捧ぐ」という場違いな例文の正体となる動画を紹介して終わりたい。
ちなみに、これが”by the day I die”だったら「僕が死ぬその日までには君に全てを捧ぐ」という何とも間の抜けた意味になる。

 

「いや、捧げるよ?死ぬまでには一回くらい捧げるよ?ずっとじゃないけど。」

 

みたいな。

 

「継続しろや」って話です。継続は力です。ハイ。



 

 

P.S.

 

・リスニングで何言ってるかわからない
・単語の意味を繋いで意味を推測するのが精一杯
・TOEICのリスニングをどうにかしたい

 

という人へ。

 

>>TOEICのリスニングを「弱点」から「得点源」へ変える方法<<

 

 

 

雰囲気似てるけど、結構違う英単語 〜 byとuntil編 was last modified: 8月 27th, 2015 by Taka