社内でFTA/EPA活用推進の仕事を押し付けられたから、試しに分かりやすく色々書いてみる

以前、このブログでも触れたEPA/FTAですが、アタシこの度めでたく社内の”EPA推進PJT”なるものに巻き込まれました。フフ。

 

全然めでたくねーし。

 

通常の業務でもうアップアップなワケですよ。そもそもね。
既に鼻から水入ったり出たりして手足バタつかせてるのに、そこで黒部級の放水ぶっ放すもんだから完全に溺れてしまったじゃないですか。残業に残業が重なって、もう「定時」なんていう時間軸はこの世には存在しない気がしてきました。

 

しかも、ですよ。
知らぬ間にPJTリーダー的なポジションに祭り上げられておりまして、完全に神輿に担がれた傀儡政権なワケです。もう、これから一人称は「私」でも「俺」でも「僕」でもなく、「朕」にしようかと思いましたよ。

 

 

まあ、何をやるかっていうと、社内のメンバーにEPA/FTAとは何ぞや、というところから初めて、実際の輸出にあたってのオペレーションについてのノウハウ的なものを浸透させていく事で、サービス価値を上げていこうぜベイベー!という事みたいです。

 

 

はてさて、どうしたものか、、、とここ2日程頭を悩ませているワケです。
なんか商社のクセにEPA/FTAの実務に精通してないってどうなの?って感じですが、他の商社はどうなんでしょうねぇ、、、輸入をメインとした商社の方がその辺きちんとやってたりするのかなー、なんて。私の所属する部署の場合は、どちらかと言えば輸出の方向で仕事をするんで、まあ、輸入地での関税なんて対岸の火事、くらいに思ってる人が多いのかも知れないです。チョー燃えてるー、ウケるー。的な。

 

私は、2年前くらいにとあるメキシコ向けの案件でEPA/FTAを使って輸出する事になったんですけどね、いなかったワケですよ。社内に。その道の伝道師が。しょうがないから、本読んだり、セミナーに足を運んだり、商工会議所の言い方冷たいけどどこか愛を感じる、みたいなサポートを受けながら、FTA/EPAを使う事を覚えた訳ですよ。ただですね、私は自分の経験とお客様の為に色々と覚えたワケで、一人称を「朕」にする為に学んだワケじゃないのよね。

 

でも、他に実務をよく分かってるナイス・ガイがいないってんで、しかも最近、FTA/EPAを使え、みたいな圧が海外顧客から強めにかけられてるってんで、「じゃあ、You社内教育しちゃいなよ!」って事みたいです。

 

 

知らねーし!自分で学習しろし!

 

 

とも言えないのがサラリーMANなワケでして、しかも、性格的に「やるからには、、、」なんてゆう自分のクビを絞めちゃうだけの、変な部分が出て来ちゃって、コンセプトをここ数日頭の中でネルネルネルねしてるワケです。もう社内教育ってゆーか、啓蒙しちゃうよ?みたいな。trainingでもなく、educationでもなく、enlighteningしちゃうよ!?的な。

 

 

私に与えられたのは、「年内にね。ヨロシクー」っていう、ユルフワ系女子が程よい抜け感とフェミニンさを醸し出す時に着るニットみたいにざっくりした指示と、2年目の学生気分が抜けない後輩だけなワケです。アレ、アタシったら干されちゃってるかしら?とか思っちゃう状況なんですが、、、アレ、窓際っちゃってる?みたいな。まあ、愚痴っても何ですが、その後輩ってのもね、なんか地球が自分中心に自点してるっていうか、もう銀河系の惑星が私を中心に廻ってる的な性格でして、なるべく必要最低限にチョチョッと済ませて、期末の評価シートに、ぎっしりと、そりゃあもう「イノベーション起こしました、アタシ」「イノベっちゃいました」みたいな勢いで、もうソレ半分ウソやん、ってレベルで書いちゃう感じなワケですよ。

 

 

自分の評価シート埋めるためだけ、みたいな仕事の仕方ってヘドが出るわけです。そりゃあもう質は低い訳で、そんなんで説明会しても誰も何も学ばずに、お互い時間を無駄にするっていうね、最低の結果にしかならないワケですよ。まあ、その後輩ちゃんは今のところ、何故かノリノリでやってるので、いいけど。あ、そこはやる気出すんだ、、、みたいな。

 

 

基本的に、社内でそういう活動をしても、聞く側はお客さん気分なワケで、実際に自分が必要に迫られないと真剣に聞かないからですからね。「へえー、、まあ、必要な時がきたら聞けばいいやー」くらいなもんなんですよ。

 

ただね、私は形だけのものにはしたくないワケです。ジッちゃんの名にかけて。やるからには、聞いてる同僚達に何かしら、ヒラめきとキラめきとトキめきを与えたい訳です。ロマンチックあげーるよー、ロマンチックあげーるーよーみたいな。「ためになったなー」と思って頂かないといけないワケです。

 

端的に目標を申しませば、要するに「あ、FTA/EPAって難しそうで、関わりたくなかったけど、そういう仕組みなんだー」的な?「あ、なんだー、怖がる事ないじゃーん」的な?そういう意識づけをしたいワケです。「アレ、苦手だと思ってたけど、セロリって意外とおいしーじゃーん」みたいな体験を提供したいワケです。食わず嫌いを直すっていうか、そんな感じです。そこさえ変われば、後はみんな勝手に自分で調べていくワケですから。逆に、細かい情報詰め込んで文字でビッシリな、「お経ですか?」みたいなパワポで知識をぶっ込もうとしても、逆効果なのは明らかです。

 

で、ですよ。

 

色々と考えた結果、FTA/EPAとはそもそも何ぞや?っていうチョー基本的なところは、まあ、Google大先生に聞いてくれって事なんですよね。さすがにそこは知っておけ、としか言いようがないですしね、そこから説明を始めるとパワポが何枚あっても足りない訳ですよ。もう次のページへいく為のクリックに右手人差し指が飽きちゃうんですよ。誰も幸せにならないんですよね。

 

なので、ポイントをギュギュっと絞って、密度を上げていきたいワケです。惑星ベジータの王子のようにむやみやたらに「オラオラオラオラぁ!!!」とエネルギー弾を打つのではなく、エネルギーを凝縮してね。魔貫光殺法なノリでいきたいワケです。それを試金石的な感じでこのブログにまず書いてみようと思う訳です。

 

ちなみに、EPAとFTAってのはほぼ同じものです。
世界的にはFTA( Free Trade Agreement, 自由貿易協定)と呼びますが、日本はEPA(Economic Partnership Agreement 経済連携協定)と名付けてます。厳密に言うとEPAは投資の促進だとか、人の移動なんかも対象にしてるけど、日本のメーカーや商社がモノを輸出入する限りにおいては、まあ、一緒と考えて問題ない範囲かと。MAXと呼ぶかスーパーモンキーズと呼ぶか、という違いでしかないワケです。

 

この記事ではいちいちFTA/EPAと書くのはめんどいので、EPAで統一しますよ?信長ばりに統一していきますよ。えぇ。

 

 

目次

1. 原産、とはつまり何なのか?

 

EPAを使えるのは、協定(EPA)を結んだ国の間で、それぞれの国の「原産品」を輸出入する時だけです。例えば、日本メキシコ協定の対象とできるのは、「日本原産」のものをメキシコで輸入する時か、「メキシコ原産」のものを日本に輸入する時だけです。そういった場合に、輸入関税が通常よりも安くなったり、ゼロになったりするので、輸入者としてはコストを抑えられる、というありがたーーい制度です。

 

アナタが日本から何かを輸出する場合、要するにMade in Japanのものであればメキシコなどの締結国へ輸出した時に、輸入関税の恩恵を受ける事ができるワケですが、問題なのは、そのMade in Japanの認定基準なんですね。

 

何をもってMade in Japanとするのか?

 

ですよ。

 

原料から何から全部、日本で作られたものならいいの?

 

最終工程が日本の工場で行われていたらいいの?

 

日本の会社が作ってるならいいの?

 

色んな疑問がわいてくるワケです。もう、ラグビー日本代表は「日本代表と呼べるのか?」ってのと同じレベルでややこしやーーーなワケです。

 

 

 

・フランスから葡萄を輸入して、おいしいワインを日本で作ったら、そのワインはMade in Japanなのか?と。

 

・フィリピンからおいしいマンゴーを輸入して日本でマンゴープリンを作ったらそのプリンはMade in Japanなのか?と。

 

・俺はサムライと呼べるのか?と。
とかく、工業製品については、日本は資源が無い国なので原料となる鉄から全て日本製という事はあまり考えられない。原料や構成部品を海外から調達して、日本で組み付けて最終製品にして、、、というのが一般的です。半導体なんて、もとはシリコンですが、日本でシリコンを調達できるワケではありません。

 

この原産か非原産か?というのは誰が決めるのか?というと、、、「俺だろぉ〜?」つって松山千春の真似する人ばりに言えればいいんですが、そうはいかない。そう、商工会議所ですね。あの、17時きっかりに上がる、という世の中のサラリーマンからすると、神の業としかいいようのない奇跡を毎日軽々とやってのける連中です。The Chamber of Commerceと書いて、神の社と読むレベル。

 

で、その神達は何をもって原産性の審判をお下しになるのかっていうと、あるルールに従って決めるんですね。ルールの内容については後述しますが、まずコンセプトとしては、、、

 

 

どこで作られたか?

 

よりも

 

日本で行われる工程でどれだけの付加価値がついたのか?

 

という事が焦点になります。

 

 

愛される

 

 

よりも

 

 

愛したい

 

 

マジで。

 

 

いや、マジで。

 

 

というワケです。

 

極端な話、海外から輸入した原料ばっかり使っていても、日本で複雑な加工を施していればMade in Japanと認定されるケースはかなり多いですね。外国人ばっかだけど、一定条件を満たすと日本代表になれるラグビーと一緒です。ただ、輸入したものを日本でバラしただけ、とか組み立てただけ、という事では満たせません。プラモデルを海外から輸入して日本で組み立ててもそれは日本原産とは言えないワケです。

 

 

EPAの説明でよく使われるのがワインなんですよ。税関のHPとかJETROの説明とか。もう貿易に関わる役人達は皆ワイン好きなのか、と。5時に仕事終わって夜の街に繰り出して、オシャレなバーで「君の瞳に乾杯」とか言ってるんじゃないかと。「君のハートを輸入申告したい」とか言ってるんじゃないかと。

 

 

ただJETROとかのサイトだと、スイスからワインを輸出する設定なんですよね。まあ、スイスも日本とEPA締結してるからいいけど。でも締結国にチリもあるワケじゃん。そこはやっぱチリワインでしょうよ、と。いや、すみません。なんかツウぶってすみません。ワイン全然飲めないのに、何故かワイン通ぶった自分に今驚いてます。

 

 

スイスでブドウを生産して、醸造して、ボトル詰めまで全部スイスでやる

wine_FTA

 

こ場合は、「完全生産品」っていう扱いで、誰が見ても「クララ!クララが立ったワ!」と言いたくなる程にスイス産なワケです。

 

フランスでブドウを生産して、醸造して、スイスに持っていってスイスでボトル詰めする。あるいは、フランスで生産したブドウを使ってスイスで醸造とボトル詰めをする

Wine_Barrels

 

この場合、自信を持ってスイス産と言えるでしょうか?
なんか微妙ですよね。え?クララ立った、、、?立ってる?それ。

 

もしフランス産なのであれば、日本とスイスのEPAの対象から外れるので、関税かかっちゃいます。こういった曖昧な事が起きないようにEPAでは色々とルールが決まってる訳です。つまり、「何をもってスイス産と呼ぶか?」を明確にするルールですね。

 

ブドウから作ってないといけないのか?

 

醸造から行ってないといけないのか?

 

ボトル詰めさえスイスでやっていればいいのか?

 

 

先ほど言ったように、「どこで作られたか?」というよりも「どんな加工をしたか?」という事が大事なワケです。つまり、ワインで言えば上記のどのステップを自国でやったのか?がポイントになるわけですね。言い換えると、どういう変更を自国で加えれば、自国産だと言えるのか?という事です。この自国産と認められる為に必要な変更を「実質的変更」と呼びます。ウワベだけじゃなくて中身もしっかり変わらないといけないワケです。

 

ワインだけじゃないです。
例えば、日本から自動車用の金属部品を輸出しようとすれば、原料となる金属から日本産じゃいけないのか?加工だけ日本でした場合でもいいのか?どういう加工なら「実質的変更」と呼べるのか?という事が焦点になります。

 

この実質的変更の定義はモノによって異なりますが、「品目別規則」っていうEPAの条文の付属書(Can Canについてくるポーチみたいなもん)に記載されています。ワインならこーゆー変更がスイス国内で加えられていればスイス産と言えるよー、みたいな。

 

 

 

2. 原産と呼べる基準は何か?

 

実質的変更っていっても考え方が3通りくらいあります。

 

1.関税番号変更基準
2.加工工程基準
3.付加価値基準

 

もっとも一般的なのは関税番号変更基準ってやつなんですよ。

 

HSコードって聞いた事あるでしょうか?

 

あ、旅行代理店でしょ?つってね。いや、それHISつって。税番ともいうけどね。要は、輸出・輸入するものを細かいカテゴリーに分ける為の番号なんですよ。どんなモノにもHSコードってのはふられます。アメリカではHTSコードなんて呼ぶけど、基本的に世界で共通の考え方です。

 

例えば、10人乗り以上のバスは

 

ディーゼルエンジンで走るものは8702.10.9102

 

ガソリンエンジンで走るものは8702.90.9106

 

って決まってるんですよ。これは他の国でも同じ番号がふられます。末尾が少し違ったりするけど、頭の6桁は共通。この番号見た瞬間に「バスー!これチョーバスー!しかもディーゼルー!」ってなるワケです。

 

HSコードってのは、上から2桁ずつ大分類、中分類、小分類ってなってくんですね。87で始まるのは自動車関連。8702までいくと「10人以上乗れる車」って分類になる。8702.10までいくと、今後はさらに「ディーゼルエンジンで走るもの」とさらに細かく定義されてくワケですわ。

 

それを踏まえて。

 

日本原産ではない材料・原料を加工してあるモノを日本で作ったとします。

 

その場合、その非原産な材料・原料のHSコードと、加工の結果生み出されたモノ(アナタが輸出入するもので、産品と呼ぶ)のHSコードが異なっていれば、材料や原料が外国のものでも日本原産の判定になるんです。つまり、関税分類上のカテゴリーが変わる程の変更が加えられたって事で、日本でそれだけの付加価値が加えられたって判断されるワケですね。人生観変わるくらいの恋を経験したような、そんな状態。

 

一方で、材料や原料のHSコードと産品のHSコードが一緒なら「大して付加価値ついてねーじゃん」って事で、それは日本原産と認められないワケです。

 

プリンにカラメルソースかけても、「え、普通じゃね?ただのプリンじゃん」って話ですが、プリンに醤油をかけるとウニの味がするっつって「ヤバ!これ別物じゃん!もはや別物じゃん!ウニじゃん!」ってなる感じ。この「もはやウニじゃん!」が原産である為の条件なんですね。

 

つまり、非原産の材料・原料から作られたものでも、材料・原料から最終製品になる過程でHSコードが変われば、日本原産とみなされるよ!って事。ただし、モノのカテゴリによって、制約のレベルが違うので、HSコードごとに定められてる「品目別規制」を確認しましょう。

 

代表的な規制っていうのは、材料と完成品のHSコードの頭4桁が変わっていればOKなのか、2桁が変わっていればOKなのか?みたいな事。頭2桁が大分類なんで、ここが変わるとなると相当な加工が施されてないといけない。もう、服装から髪型から彼氏の好みに合わせるだけじゃ収まらず、整形とかしちゃうレベル。俺色に染まれ、的な。

 

後は、VA基準(付加価値基準)つって、やたら面倒くさい判定方法もあります。
日本で加えられた付加価値は、最終製品の価値に対して40%以上を占めていれば、「ちっ、、、しょーがねーなー、、、じゃあ日本原産って事で認めてやるよ」って事になる判定方法です。関税番号変更基準でダメでもこっちならイケちゃうパターンもあります。私立大学の前期で落ちたけど、後期で受かったー、みたいな。「え、私大の後期って逆にレアじゃね?」みたいな。

 

ただ、これめんどくさいの。

 

めっさ、めんどくさい。

 

材料費、加工費、労務費だなんだと色々なコストをブレイクダウンにして、証明しないといけない。で、ですよ。私みたく商社でコレをやろうとすると、仕入れ先のメーカーにこういう細かい情報を貰わないといけないワケです。そんなの教えてくれる会社、あんまり無いんですよ。普通。「え、、、それ開示しなきゃいけないんですか、、?」みたいなリアクションが多い。

 

最初に紹介した「関税番号変更基準」ならね、いいんですよ。何の材料からできてる、とか聞くだけだから。「ちょっと、パンツ見せて?」ってレベル。一方で、他社に対してVA基準の為の情報開示を求めるのは、「ちょっと、パンツ脱いでみ?」ってレベル。ドン引きなワケです。

 

メーカーが自社製品を輸出する場合はVA基準でもいいかも知れませんけど、他社から仕入れ製品を輸出する場合は使い勝手が悪いんですね。なので、自社製品を輸出する以外はまず関税番号変更基準からまず試してみるのがオススメ。いきなりパンツ脱がしちゃダメよ、って事。

 

ちなみに、加工工程基準ってゆーのはあまりメジャーじゃない印象です。
私も使った事ないし、取引のある電子製品メーカーとか、自動車部品メーカーとか、あと金属メーカーとかでコレを使ってるの聞いた事ない。業界が違うとメジャーなんですかね。。。まあ、品目別規則で定められた加工を施していれば自国産と言えるよ、って基準なんですが、税関とかの説明例だと、「品目別規則に異性体分離加工と記載されていれば、それを自国で行った場合」とか書いてるんですけど、、、意味わからん。異性体分離加工って何やねん。もっと、あったでしょう。他に。もっと心に響く分かり易い例が。。。多分、化学品関連に使われる基準なのかな。

 

 

というワケで、細かいところはさて置き、実務をやるのに必要な基礎知識はこんな感じかなーと、
後は、商工会議所とのやり取りの内容とかを付け加えていこうと思います。

 

こうやって、EPAについて少し学ぶと、自分がいかに”Made in Japan”の基準について曖昧な理解しかしてなかったのか分かりますよね。。。よく、「日本製が安心」なんてゆーけど、実際、材料や原料は外国のもの、でも日本製と言えるんですから、アナタが「やっぱ日本製はいいなー」とか言って使ってる家電も、ほとんど外国の部品や材料を使ってるワケですよね。まあ、国の力が試されるのは材料・原料というよりも、その加工の部分だからいいんでしょうけど。

 

例えば同じブドウを使っても、日本人よりフランス人の方が美味しいワイン作りそうだし。同じ構成部品使っても日本メーカーの方が中国メーカーより高い品質の家電を作れる、みたいな事なんでしょうね。

 

EPAも基本的な部分は分かってきたけど、まだまだ実務ではマニュアルに無いケースにも出会ったりして私も勉強中でございます。
もし、EPAの活用に興味があれば、セミナー(商工会議所とか、JETROなんかがよくやってる)に行ってみたりするのもよし、本を読んで知識を深めるもよしです。本読むだけでもかなり理解できるようになりますよ。

 

私が一番オススメなのは、

 

 

これは、FTAは何ぞや?から始まって原産の考え方だけじゃなくて実務の部分もかなり詳しく書いてあるんで、これ1冊読んだだけでも「いけちゃんじゃね?俺、EPAっちゃえるんじゃね?」と思えるようになります。

 

FTA/EPAについては、海外取引をする仕事においてはドンドン重要性が増してきてるので、今後、私が仕事で経験した事なんかも書いていこうかな、と。

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