TOEICのパート5のコツ 〜 20秒で解き倒すトレーニング

TOEICのリーディングパートのスコアUPを狙うなら、まずPART5の力をつけるべき。

 

PART5は文法と語法のセクション。

 

これを徹底的に鍛え抜く事で、

 

1. 文の構造を見抜く力が増し、得点源となるPART7を読みこなす速度が飛躍的にあがる

2. PART5を時間内に解く事でPART6以降へ回す時間が確保できる

 

TOEICは、要するにスピードテストみたいなもの。
スコアが600を超えられない場合、まず「時間内に解き終わっていない」ケースが圧倒的に多い。

 

解き終えるスピードを身につけるだけで、スコアは格段に上がる。
正答率(何問正解するか)に目が奪われがちだけど、実は解答率(何問解けたか)も大切。

 

 

 

反応・反射・音速・高速 もっと速く!

 

20s

 

 

というのは卓球映画ピンポンの有名なセリフ。

 

TOEICのパート5はまさにこれ。

 

何が問われているのか一瞬で認識し、反応する。
これができるかどうかは、練習量がモノを言う。
大学受験に比べるとTOEICで問われる知識は難しくない。
だからマニアックな文法知識は不要なんだけど、その代わりにすぐに問題に反応できる反射神経が必要になるんだよね。

 

そして大事なのは「捨てる判断」も高速で行う事。

 

これができない人が多い。

 

ついつい、「あとちょっと考えれば分かる気がする、、、」と時間を使ってしまう。
20秒かけて分からなかったら、捨てる。
捨てる事も含めて「音速・高速」じゃなきゃダメ。

 

40問を15分

 

つまり、

 

40問を900秒

 

つまり、

 

1問、20秒。

 

単語を選ぶだけの問題ならこんなにかからないだろうけど、そこで稼いだ時間はパート7に回そう。
20秒で解けないなら、「わからない」と判断する勇気を持つ事。
1分かけて正解しても、それで3問を犠牲にするワケだから、不正解よりタチが悪いんだよ。

 

1問20秒。

 

これは凄く大事だから覚えて欲しい。
私なんか、腕に” I only have 20 seconds.”ってタトゥー入れてるからね。

 

 

嘘だけどね。

 

 

それくらいの気持ちで取り組もうという事です。ハイ。

 

 

質より量、という視点

 

 

TOEICの問題集選びは、量を重視しよう。

 

解説とかレイアウトとか色々と比較して選びたい気持ちも分かるけど、

 

どーせ、1冊じゃ事足りないから。

 

結局、それが終わったら次の1冊、また1冊、と数を重ねる事になる。
レベルが上がれば使うものも変わるからね。
だから気楽に選ぼう。

 

1点、気をつけるとすれば、文法が苦手な人は最初の1冊だけ解説が丁寧なものを選ぶ事。
間違っても、「解きまくれ!」シリーズみたいな韓国系のものを使わない事。
韓国系は少なくとも700点を超えてからにしよう。
量が多い代わりに、解説がめっちゃ淡白だから注意が必要。

 

オススメは特急シリーズかな。
安いし、解説も丁寧だからね。

 

 

 

 

あと、私が嫌いなのが「必殺解法パターン100」みたいな「パターン解法」を売りにしてるやつね。
100パターンなんて覚えられるワケないんだから(笑)
もはやパターンとして機能してないよね。

 

変なパターン化をするよりも、解いて解いて体で覚える方が早い。

 

 

木を見て森を見ず

 

kiwomitemoriwomizu

 

 

パート5、、、というかリーディングが苦手な人は、文章の構造が見えてない。
その代わりに、文中の難しい単語にやたら気を取られて、頭の中で和訳する事に躍起になってしまう。
難しい単語が本文にあったとしても、それ自体は結構どうてもいい単語という事は多い。

 

どっからどかまでが主語なのか?

 

その主語は単数か複数か?

 

動詞は何か?もしくは空欄に動詞が入るのか?

 

能動態か受動態か?

 

時制は何か?

 

そういう大枠をまず見るクセを付ける事。
必殺解法100みたいな売り文句を並べる参考書を私が嫌うのは、細かい知識を振り回して戦うクセがついてしまうから。
細かい知識を最初から振り回すと、問題の本質を見落としたりするんだよ。

 

では、ちょっと1問。

 

The charity concert originally scheduled tomorrow____ until next Saturday because the flight booked for the performers was cancelled due to heavy snowing and they won’t be able to arrive in time.

 

(A) will postpone

(B) have been postponed

(C) postpones

(D) is postponed

 

てな問題があったとする。

 

ここで、本文の後半がよく分からなくても気にしない。
まず、選択肢を見る。

 

すると、同じ動詞(postpone=延期する)が違う形で並んでいるので、正しい形を選ぶものだと分かる。
そして、because以下、つまり延期になった理由はどうでもいい事が分かる。

 

ここで、選択肢を見て、

 

“あ、next Saturdayがあるから未来形のAかな?”

 

“選択肢に現在形と現在完了があるから、どっちかが正解っぽいな”

 

などと闇雲に考えないで、きちんと手順を踏む。
じやないと、知らないうちに、ずーーーっと「現在完了か、、、いや、、、現在形か、、、」とズレた視点から抜け出せなくなるからね。

 

 

主語は?

 

コンサートだよね。

 

それは単数?複数?

単数だよね。

 

その時点で(B)は消えるワケ。
だから、この問題は現在形か現在完了形か、なんてのはポイントじゃない。

 

じゃあ、次。

 

動詞は何か?

 

この問題では空欄に動詞を入れるので、ここは飛ばす。

 

能動態か受動態か?

 

コンサートは「延期する」のではなく「延期される」立場だよね。
だから空欄は受動態じゃないといけない。

 

だから(C)は間違いで(D)が正解。

 

そんな難しい事は問われていない。

 

文章の細部に目を奪われてはいけない。
きちんと基本的な事からつめていけば、森を見失わずにすむ。

 

 

 

 

実はシンプルなTOEIC文法

 

 

こんな感じで、TOEICの文法問題は問われる事は実は単純。
だけど、出題者からすると、簡単な問題をいかに難しく見えるようにするか、ってのが勝負なワケ。

 

 

The charity concert originally scheduled tomorrow____ until next Saturday because the flight booked for performers was cancelled due to heavy snowing and they won’t be able to arrive in time.

 

(A) will postpone

(B) have been postponed

(C) postpones

(D) is postponed

 

さっきのこの問題で言えば、

 

because以下をダラダラ長くして、難しく見せる。
next Saturdayを置いて、「未来形では?」と思わせる。
現在形と現在完了の両方を選択肢に置いて、そこがポイントだと誤認させる。

 

そうやって、せっせと罠をしかけて作るワケ。
だって、ムダを省いていくと、

 

The concert scheduled for tomorrow ____ .

 

だけになってしまって、簡単なのがバレちゃうからね。

 

つまり、解答する僕らとすれば、いかに基本に忠実に、森を見失わずに解いていくかが鍵になるって事。

 

恋愛と同じで、勝手に難しく考え過ぎて見えなくなる、、、と。
うん、例えが微妙だね。
自分にガッカリだわ。

 

基本に忠実なチェックは練習すればすぐに身に付く。
そして問題数をこなしていけば、どんどん速くなる。
反応・反射・音速・高速だよ。

 

もう、「止まって見えるぜ」ってなレベルです。
まあ、何も動いてないんだけど。

 

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