TOEIC PART5で満点を取る”20秒間のゾーン” – DAY8

こんにちわ。

 

10月に入って、うちの会社ではクールビズも終わりました。
とは言っても、普通にクールビズを貫いている人も結構いますが、、、。私はクールビズじゃない方がネクタイとかシャツとか色々選んだりするのが楽しいので好きですけどね。

 

貿易関連の仕事をしていると、結構先のスケジュールを見ながら仕事をしますので、10月にもなってくると12月のカレンダーを見ながら発注・出荷のスケジュールを立てる、というのも普通です。なので、10月になると「あー、、、今年も終わるんだな」なんて思うんですよね。なんか損した気分でもありますが(笑)

 

さて、前回のDAY7まで、徹底してPART5の普遍的な解法を使いながら繰り返し練習をしてきました。

 

パターンにはめて暗記するやり方は、フルスイング。当たれば大きい(一瞬で正解を出せる)ですが、外すと思いっきり空振りをするという事でしたね。世の中のTOEIC PART5用の参考書はこの「パターン解法」に重きを置いています。一方で私がこのブログで紹介している方法は、もっと基本的なもので、どんな問題にも対応できるものです。パターン解法のように3秒で問題を解く事はできませんが、きっちり20秒以内で解く、つまり確実にヒットを打つ方法です。

 

 

誤解して頂きたくないのは、パターン解法を否定しているワケではありません。
むしろ使える問題では使うべきです。しかし、それだけに頼ってしまうと、その問題にドンピシャではまるパターン解法知識を持っていなかった場合、そこで何もできなくなってしまう。そういう時に、きちんと拠り所となる解法を持っている事が重要です。「うーん、、、この問題にはまりそうなパターンは知らないな、、、しゃーない、いつものやり方で解くか」と言えれば落ち着いて正確に解く事ができます。

 

ですので、この企画では

 

・「基本となる解答スタイル」を徹底練習を通じて身体に覚えさせる事

 

・次に同じような問題に出会った時に即答できる為のパターン知識のストックを増やす

 

の2つを目標としています。

 

目次

DAY8

toeic_part5

 

これまで繰り返し説明をしている基本解法のプロセスを再確認しましょう。

 

1. 選択肢を眺める → 何を問う問題かの見当をつける
2.文章全体の構造を把握する → 主節の主語と動詞はどこか?あるいはそれを空欄に入れるのか?
3.文法的な観点から空欄に入る事ができない選択肢を消す
4.文法的な観点から空欄に入る選択肢が2つ以上あれば意味の観点から絞る

 

では、早速DAY8です。
制限時間は20秒です。この制限時間は必ず守って下さい。TOEICという特殊な「スピードテスト」においては、何分もかけて正解した問題に価値はないからです。

 

The new musical show, The city of Angels is one of the most popular programs of this year, _ _ _ _ _ you had better reserve your seats as soon as possible.

 

(A) otherwise
(B) so
(C) even if
(D) unless

 

 

 

はい、時間切れ!

 

 

解けましたか??

 

間違ってもOKです。次から間違えなければいいんですから。
逆に正解だったとしても20秒超えていたらダメです。PART5において1問に1分かけたとすると、それは2問を犠牲にしています。そのロスが積み重なったシワ寄せが結局,PART7というTOEICのフィナーレにして最大の得点源パートにいってしまうからです。PART5はなるべく素早く通過し、PART7に余裕を持たせる事が大切。これはスコアを伸ばす上で非常に大切なので、肝に銘じて下さい。もう、忘れないようにタトゥーで彫っていいレベルです。

 

選択肢を眺める

 

では、手順に沿っていきます。

 

(A) otherwise
(B) so
(C) even if
(D) unless

 

何か気がつきましたか?

 

そう、、、、全部接続詞なんです。

 

選択肢を眺める時にはまず品詞を見て下さい。
いきなり意味を考え込む人がいますが、まずは品詞です。

 

何故なら、選択肢に並ぶ品詞がバラバラであれば、文法的な観点から選択肢を削っていけますが、全部が同じ品詞である瞬間、そのアプローチはできなくなる。つまり、文脈から判断しないといけなくなるワケですね。

 

で、今回はどうでしょう?うん、、、、全部接続詞ですね、、、(汗)

 

という事は、この時点で文法知識をこねくり回して正解を導くのではなく、文脈から適切なものを選ぶアプローチになります。

 

 

2.文章全体の構造を把握する → 主節の主語と動詞はどこか?あるいはそれを空欄に入れるのか?

 

 

 

The new musical show, The city of Angel is one of the most popular programs of this year, _ _ _ _ _ you had better reserve your seats as soon as possible.

 

 

まず2つの文章が見えてきます。

 

1. The new musical show, The City of Angels is one of the most popular programs of this year.

 

が1つめの文章です。
カンマはただの言い換えです。The new musical show = The City of Angelsで、これが主語。
動詞はbe動詞のisですね。

 

2. You had better reserve your seats as soon as possible.

 

が2つめの文章。
主語はyouで、動詞はhad better reserveです。

 

完全な文章が2つ並んでいるワケですが、その2つを繋ぐのに適切な接続詞はどれか?という事を問う問題という事が分かります。
なんてったって、選択肢が全部接続詞ですからね、、、、。

 

 

3.文法的な観点から空欄に入る事ができない選択肢を消す

 

先ほど言ったように、この問題の選択肢は全て接続詞ですので、この3つめのステップは使えません。
文法的に入らないものがないからです。

 

4.文法的な観点から空欄に入る選択肢が2つ以上あれば意味の観点から絞る

 

文法的な切り口が封じられてしまったので、もう意味の切り口でいくしかありません。
先ほどの2つの文章の意味を考えると、

 

1. 新しいミュージカル、The City of Angelsは今年最も人気なプログラムである

2. 席はなるべく早めに抑えた方が良い

 

 

(A) otherwise さもなくば
(B) so 〜なので、
(C) even if 仮に〜だとしても
(D) unless 〜でない限り

 

意味的にはまるのは、(B)soしかないですよね。

 

otherwise, unless, even ifはどれもこの問題では意味的にはおかしいですが、TOEICでの登場率はとても高いですし、自分で英語を書いたり話したりする時も使うものなので必ず覚えておきましょう。

 

ボキャブラリー

 

one of the most 〜 複数形 : 最も〜な◯◯の1つ ※後に続く名詞は複数形という事に注意

had better V : 〜する方が良い ※後に続く動詞は原形

reserve : 〜を予約する

 

 

というワケでDay8でした。

 

今回は選択肢が全て同じ品詞だったので文法的な切り口で選択肢を絞る事を封じられてしまいましたので、意味の切り口で解きました。
このような問題の場合は、ほとんどボキャブラリーの勝負です。TOEICに限らず英語においてボキャブラリーの構築は避けては通れないものです。しかしながら、TOEICにおいては異常に難解な語句は出てこないので、基本的なものさえ抑えておけば大丈夫。「基本的ってどういうレベル?」という場合は、まず金のフレーズという単語帳を覚えればOKです。

 

又、チョー大事なので強調しておきますが、今回は”たまたま”選択肢の品詞が同じだったので意味の切り口で解答しましたが、どんな問題でも「意味」より先に「文法」の切り口から入るべきです。スコアが伸びない人に多いのは、選択肢に並んだ単語や問題文を睨みながら「えーーーーっと、、、この単語の意味なんだっけか、、、?」なんて事に時間を費やしています。そもそも、文法的に正解となりえないものは意味なんてどうでもいいですし、意味から入ると迷宮に迷い込んで的外れな方向に思考が走ってしまうので、まず文法から。それで絞りきれなかったら意味の面から考える。これが鉄則です。

 

ちなみに「鉄則」って英語で何て言う?

 

Ironclad rule です。iron(鉄)+ clad(覆われた) ルール、です。ほぼ日本語をそのまま英語にした感じで覚え易いですね。
後は、invariable rule (変わらぬルール)、basic principal(基本的な原則)などで代用する事もあります。意味としてはどれもあまり変わりませんが、言葉というのはニュアンスが大事であって、日本語でも「鉄則」というと、鉄にのように固く決して曲がらないルール、というニュアンスが出ますね。それと同じで英語も「意味が通じればいい」ではなく、ニュアンスも伝えられると楽しくなります。

 

 

 

 

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