雰囲気似てるけど、結構違う英単語 〜 VeryとSo編

英語力を伸ばしていくには、ある時点から日本語と英語の違いを受け入れないといけない。
最初はやはり英語と和訳をセットにしながら学習していかないといけないが、和訳に頼った学習には限界があるからだ。

 

日本語と英語は結局、異なる文化の中で発達してきた異なる文化を持った言葉。必ずしも全ての言葉に対応する訳語をお互いに存在するワケではない。最初は「水はwater」「家具はfurniture」といった具合に日本語と英語をセットにして覚えていくが、日本語にはあるが英語には無い、あるいはその逆の言葉は無数にある。

 

日本語では水を温度によって「水」「お湯」と違う単語で表現するが、英語は”water”か”hot water”でしかない。「お湯」にカッチリはまる単語というのは存在しない。

 

あるモノに対になる形で存在するモノをcounterpart(カウンターパート)という。「◯◯大学は日本でいう東大みたいなもの」といった場合、◯◯大学は東大のcounterpartという事になる。海南大付属高校のジン君と湘北のミッちゃんは同じスリーポイントシューターというcounterpartだ(分からない人はスラムダンクを読んでね)。

 

よく「◯◯は英語で何ていうの?」と聞く人がいる。全ての日本語に英語のcounterpartが存在すると誤解しているのだ。このcounterpart発想の先に成長は無い。そりゃ、全部の日本語に対応する英語があればスッキリして一番いいけど、残念ながらそれはあり得ない。対応する単語がない事はよくあるし、英語では1つの単語でもその和訳は複数あったりする。こういう一貫性の無さを「気持ち悪い」と感じる人はよく英語に苦しむんだよね。

 

ただ、やっぱり英語を伸ばしていくにはこのこの「言語としての違い」を受け入れないといけない。そして、言葉の裏にある「感覚の違い」「意識の違い」に目を向ける必要がある。言葉というのは思考と結びついているものだから、言葉の違いは日本人と英語圏の人の思考に大きな影響を与えている。これを無視すると、google翻訳したような不自然な英語しか使えなくなってしまうからね。

 

では、今回はveryとsoの違い。

 

 

目次

VeryとSo

similar_but_not_same2

 

どちらも凄く基本的な単語だよね。まず最初に習う単語達だ。

 

で、どちらも「凄く」「チョー」「めっちゃ」という意味がある。そのせいか、veryとsoを全く同じものだと考えている人が凄く多い。会社の後輩が私をCCに入れて海外にメールしてる時とか凄く気になるんだけど、やたら”so”を連発してるんだけど、使い方がおかしいんだよね。まあ、私も忙しいからわざわざそんな事指摘しないけど(不自然なだけで、意味は通じるので)。そういう”so”をやたらと使う人が凄く多い。”ティキ so so, ティキティキso so…はじけりゃyeah!素直にgood!”的な。A・RA・SHI的な。

 

soにも「凄く」という強調の意味はあるけれど、

 

There is  a Starbucks which is very close to my house.

There is a Starbucks which is so close to my house.

家のすぐ近くにスタバあるんだよ

 

のように、soをveryの代用として使うのはおかしいという事は知っておいた方がいい。

 

Soの起点

 

veryは皆が理解している通り「とても」という意味だ。
前述の通り、soも同じ意味で使える事は使える。だけど、そもそもsoには「前後関係」の意識が背後にあるという点でveryとはかなり違う単語だといえる。

 

前後関係、、、?

 

まあ、よく分からないよね。

 

それをクリアにする為には、soの生い立ちを知っておくといい。

 

 

AなのでBだ、のso

 

この使い方は馴染みがあると思う。

 

She has been in Tokyo for 3 years, so she’s good at speaking  Japanese.
彼女は東京に3年いるので、日本語が上手い

 

これは「AなのでBだ」の「なので」に相当する。

 

つまり、ここには「AなのでB」っていう前後関係があるよね。

 

so that構文のso

 

学生の頃、so that構文を習ったのを覚えていると思う。

 

I was so tired that I couldn’t walk.
私は歩けないくらいにめっちゃ疲れてた。

 

so that構文の使い方は

 

so XXXX that ◯◯◯

 

◯◯◯なくらい凄くXXXだ

 

だよね。

 

これは要するに〇〇◯が起った理由をXXXが説明していて、そのXXXがいかに凄かったかを強調するso。

 

ここにも「XXXだから◯◯◯が起きた」という前後関係があるよね。

 

soと前後関係は切っても切れない関係という事だ。

 

so that から生まれた強調のso

 

soはveryのように強調の意味で使う事はできる。

 

おい、soをveryの代用として使うのはおかしい、ゆーたやんけ。自分の発言に責任を持てや。

 

いやいや、soを「強調」の意味、つまりveryのような使い方をできるのは、ある条件が揃った時だけなんですわ。

 

どういう事かというと、

 

She’s very hot!

She’s soooooo  hot!

彼女はすげーイイ女だ

 

変な例文で申し訳ない。

 

こういう場合は使える。これを「強い感情を表すso」とか「感嘆を表すso」なんて言ったりする。

 

何故か?

 

先ほど言ったようにsoは「前後関係」が意識の前提としてある。

 

一見、”She’s soooo hot!”には前後関係なんて無いように見えるけど、そうじゃない。意識のレベルでは、

 

“She’s soooo hot ( that  all guys want to go out with her .)

(男が皆デートしたいと思う程に)彼女はイイ女だ

 

といった具合に「◯◯◯なくらいにXXXだ」というso that構文の◯◯◯の部分を相手の一般的な判断に委ねているのだ。つまり、受け手は頭の中で勝手に◯◯◯を補うような形。常識的に考えて、まあ、みんなが同じようなイメージで補うだろう、ってな文章が基本になる。

 

要するに、so that構文の一部が残ったような形だね。
これは前後関係があるからOKという事。

 

だけど、最初の

 

There is a Starbucks which is so close to my house.

 

は前後関係が無いよね。近くにスタバがあるから何なの?だから? ってなるワケ。

 

単純にveryの代わりにsoを使えない、というのはそういう事。

 

 

判断に委ねる、は意外にムズい

 

先ほどの”She’s soooo hot!”という何とも下衆な例文で、相手の一般的な判断に委ねる、という話をしたけど、これって簡単なようでそうでもない。

 

ここぞ正に日本人と欧米人の言葉の意識の違いってやつなんだけどね。

 

日本語と英語では、「まあ、言わなくてもわかるだろう」という部分を省略する場所が違う事がよくある。その為、日本人と英語のネイティブ・スピーカーだと言葉の意識が全然違ってくる。

 

男なら誰もがデートしたいと思うくらいイイ女

 

という事を省略しながら伝えようとするなら、日本人の場合、

 

「男なら誰もがデートしたくなるよ」

 

ってするよね?だって、それだけで受け手は「あ、イイ女なんだな」って分かるじゃない。
いちいち「イイ女」なんて言わなくてもいいじゃない。

 

つまり、

 

この文章を

 

1.男なら誰もがデートしたくなる
2.イイ女

 

という2つの要素に分けるとすれば、

 

・日本語は2を省略して1を相手の想像に委ねる
・英語は1を省略して2を相手の想像に委ねる

 

という事になる。

 

こういう違いがあるので、言葉に対する意識のレベルで大きな差があるんだよね。
日本人からすると、「えっっ!!??そっち!!??」って感じだもんね。そっち省略されたらピンとこねーよ!と言いたくなるけど、英語のネイティブ・スピーカーにしたらそれが自然なんだよ。

 

なんか、英語の方が相手の想像の自由度が高いよね。裏を返すと、日本語の方が、想像への縛りがきついというか。1を省略したら2を伝えたところで、相手が自分と同じようなイメージで補うか不安になるもんね(笑)まあ、英語ではその辺は「イイ感じに想像で補っておいてね」みたいなユルさがあるのかもね。

 

この意識が違うから、「veryでもsoでもよくね?」と思う。だけど英語のネイティブからすれば、私達がそうやってsoを使いまくると「おい!!!!だから何なんだよ!!!」っていう変なモヤモヤを抱えたりする。いずれにしても、soをveryの意味で使う時は前後関係が成立してるかを考えるクセをつけた方がいい。

 

こういう意識の違いっていうのは和訳には表れてこないから難しいよね。奥が深いですな。英語は。

 

ではでは今日はこの辺で。

 

 

 

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