共働きの家庭にウォーターサーバーを 〜 妻と私のギリギリの交渉編

我が家は妻と私は財布を別にしているので、お小遣い制という搾取のシステムはまだ導入されていない。
従って、私が何か買う時に妻に対して稟議を上げる事はまずない。

 

しかし、だ。

 

その逆はよくある。

 

妻は、自分が何か欲しい時に私から半分(願わくば全額)の融資を引き出そうと、色々と仕掛けてくる。
ただ、私も簡単にはOKしない。

 

数ヶ月前に「美顔器」の購入に融資を求められたが、

 

「妻にいつまでもキレイでいて欲しいと思わないのか」という勢いだけの主張だったので、

 

「今のままで十分キレイ。それに、前にプレゼントしたPansonic Beautyのスチーマー。ホコリかぶってるよね?買ったって継続しないと意味ないんですよ。あの可哀想なスチーマーを見て、どうして俺が買う気になるんだよ?お疲れ」

 

と一蹴した。

 

バカめ。こちとら、商社マンなんだよ。
嫁にネゴられてたまるか。

 

そう思っていた。

 

 

しかし、最近なんかやたらに交渉が粘り強く、アプローチに変化を出して来る。

 

 

3ヶ月前のある日、家に帰ると「ウォーターサーバーが欲しい」と言うじゃないの。
その数日前まで浄水器のカートリッジを交換しなきゃ、とか言ってたのに、なぜ急に話がウォーターサーバーになっているのか・・・。

 

私はその時、機嫌が悪いのと忙しいのとで、素っ気なく「自分で払うならいいよ。俺はいらない。」と突っ返したところ、当時、妊娠が分かったばかりというのもあって「だって赤ちゃんのミルクとか#%&◇!!!」とプリプリしてた。

 

「じゃあ、世の中の子持ちの家庭には全てウォーターサーバーがついてんのかよ。アレが欲しいコレが欲しいと言うならムダな固定費を増やすな。」

 

とピシャリ。

 

それで終わったと思っていた。

 

しかし、数日後、事態は変化を見せ始めた。

 

water_server_1

 

 

 

私の機嫌が比較的良いタイミングを狙って、「やっぱりウォーターサーバー必要だと思うんだけど、、、。」と、またウォーターサーバーの話を切り出してきた。

 

コイツ、諦めてねぇ、、、。
そのまっすぐな眼差しは決して諦める事を知らないアスリートのそれに近い勢いだ。

 

 

議論で私が負ける事はあまり無いので、どう蹴散らしてやろうかと考えながら話を聞いていた。

 

 

そもそも、私はずーーーっと水ってものに無頓着な人間だった。
別に日本の中にいる限り水道水で平気だし、そもそも水ってものをあまり飲まない(コーヒーとかジュースとかばっかり)。
だから、家にミネラルウォーターを常備もしてなかった。

 

・赤ちゃんが生まれたら浄水器が着いてるとはいえ、水道水は心配
・ミネラルウォーターを買うとなると、高くつくし、重いので持ち運びが大変
・ゴミも増える

 

ほう。

 

ポイントを3つに絞ってきましたな。
どこで覚えた。

 

 

「まあ、コストが本当に安いのかは俺も調べてないから知らないけどさ、いきなり固定費追加されても困る訳よ。増やすなら、その代わり何か削るワケ?」

 

 

私は、妻が前から通ってるフェイシャルなんとか、とか脱毛とか、そういうのを自分で削るなら検討してもいいかと思った。

 

 

妻:「その、E-mobileだっけ?そのテーブルの上に置いてあるWi-fi、、、、全然使ってないよね」

 

 

(´・艸・`;) エ、、、、?

 

 

私:「ん、、、、?コレ、、、は、その、、出張する時とか、、、」

 

 

痛いカウンターであった。
私はE-mobileを解約しようと思っては新しい機種に変えて、また2年縛りが始まって、、、でも、家の中は光を無線にしてるからWi-fiいらないし、Pocket Wifiなんつっても結局Docomoの方が電波強いからめんどくさくなって使っていなかった。
家のネット回線をPocket Wifiにするには実際の速度や不安定さが嫌で踏み切れず、要するにお金だけ払って使っていない状態だった。

 

妻:「それ、月いくらなの?」

 

私:「3,800円、、、、くらい、、、かな」

 

妻:「ふーーーん」

 

 

、、、仕分け、、、、だと。

 

 

そこで一度話しは終わった。
財源を確保したと思ったのか、妻はそれ以上、Wi-fiの件について深くえぐらなかった。

 

 

晩ご飯の後、「ミネラルウォーター買ってきたから、それでコーヒーを淹れて飲んでみて」との事。
冷蔵庫を開けると、富士のお水様がドアポケットにおられるではありませんか。

 

 

もう一度言うが、私は水に非常に無頓着に生きてきた。
コーヒーを淹れるための道具だとか、豆には素人に毛が生えた程度ながらこだわりを見せるクセに水に関心を寄せた事はなかった。

 

豆を挽き、ミネラルウォーターをコーヒーメーカーに入れ、スイッチを押した。
数分後、出来あがったコーヒーは見た目からでは特に違いは感じられなかった。

 

 

そして一口。

 

え!チョッッッ、、、ウマッッ!!!

 

何コレ、水だけでこんなに変わるの!?

 

 

衝撃だった。
悲しい事に、私は無意識のうちに感嘆の声を上げていた。

 

 

この時、まだ自覚はなかったが私はの中に新たな感情が生まれ始めた瞬間だった。

 

 

水を変えただけで突然、いつものコーヒーが美味しくなった。
これは私にとっては、大変なイノヴェーションだった。
それから、私は家にミネラルウォーター先輩を常備するようになった。

 

 

そして1週間が経つ頃、朝コーヒーを淹れる準備をしながら、思った。

 

 

「2リットルのミネラルウォーターって、、、すぐなくなるな」

 

「また週末買いにいくのメンドクセーな、、、重いし」

 

「ゴミ増えたな、、、」

 

 

そして、その夜。
私は妻に言った。

 

「ウォーターサーバーの話だけど、、、もう色々調べてるの?どこの、、、メーカーが一番、、、いいのかな、、、」

 

 

私は交渉に敗れた。

 

 

私はウォーターサーバーの導入をお願いされる立場から、一気にウォーターサーバーについての情報を乞う立場へと落ちていた。

 

 

妻の勝因は、

 

 

・私の性格、つまり「興味がない事には殆どお金を使わないくせに欲しいと思ったものは妥協しようとしない」事を熟知していた事

 

・そして、私がYESと言わせる為のボトルネックは「ウォーターサーバーの良さ」だとか「機能の説明」が足りないのではなく、そもそも私が水に無頓着でミネラルウォーターの良さを知らない事だ、と理解していた事。

 

であった。
確かに、私はペットボトルかウォーターサーバーかという事はどうでもよくて、そもそも水に固定費としてお金を払う事に抵抗感を持っていた。その問題さえクリアすれば、後は私が勝手にペットボトルで買い続けるメンドクささを感じ始める、というワケだ。
なかなか、、、やるじゃない。うちの奥さん。

 

というワケで、E-mobileが4月に更新月を迎える事もあって、それを解約すると同時にウォーターサーバーを契約する事で合意した。

 

 

ウォーターサーバーは結構色々なとこで宣伝してるよね。
ネットでも、スーパーでも、ショッピングモールでも。
いきなり他社との違いとかから説明してくる人多いけど、そこじゃないのよね。
既に導入を決めていて、どこにしようか迷ってる段階の人に対しての営業ならそれでいい。
だけど、そもそもウォーターサーバーを置くかどうか決めていない人はいくらそれやっても売れないよね。

 

 

妻の一連の説得に、「ウォンツ」と「ニーズ」の違いを身を持って見た気がする(笑)

 

 

あ、どこのサーバーにしたかについてはまた次回。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

共働きの家庭にウォーターサーバーを 〜 妻と私のギリギリの交渉編 was last modified: 4月 5th, 2015 by Taka