語彙力を爆発的に伸ばす3つの秘訣

あなたは、英単語をただガムシャラに紙に書いて覚えようとしていないだろうか?

 

残念ながら、その方法を続けていても語彙はたいして増えない。

 

 

私自身、学生の頃は図書室や自習室など静かな空間でただひたすらカリカリとノートに英単語と意味を書殴って覚えようとしていました。

 

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結果、一日の勉強時間の殆どを単語に充てても1年経っても語彙はあまり増えなかった。
何回も書いていると、何となく覚えられる気がしたし、「勉強したぜ!」という感覚が持てたから続けていただけど、全然効果無し。

 

 

今、あなたが英語学習を再開したばかりで「やっぱ、まずは単語!」と単語帳を買い込み、「1日◯◯ページ」といったルールに従って、ひたすらカリカリやっている人、危険です。

 

もしくは、カリカリやってきたけど全然覚えられず、くじけそうになっている人。そのまま継続せずに方法を見直しましょう。

特に学生の頃に英語が苦手だったけど、社会人になって再チャレンジしている人は、学生の時と同じ事をしてはダメ。同じ結果が待っているだけです。

 

最初はモチベーションが上がりまくって、どんな困難も乗り越えていける気がするかも知れませんが、学生の頃できなかった事が大人になったからって、急にできたりしない。

 

単語学習には大きく3つのポイントがあります。

 

効率的に単語学習を進め、挫折を回避するにはこの3つをまず抑える事が有効。

 

 

1. 書くだけ、は最悪

 

 

書く事を否定はしませんが、「書くだけ」はいくつか問題があります。

 

まず、書くだけでは視覚的な情報、つまりスペルでしか記憶に結びつかないという事。
上の画像のintricate(複雑な、入り組んだ)を書くだけで覚えていたとします。

 

読解問題でこの単語が出てくれば意味が分かると思います。
ですが、リスニングで「イントゥリクゥッ」と耳に入ってきても、意味が分からない事が多い。

 

何故なら、音として記憶に結びついていないから。

 

 

せっかく覚えても聞き取れないのでは効果は半減してしまいます。
単語を覚える時には必ず声に出す。
簡単な事ですが、やっている人といない人では天と地の差が生まれます。
大抵の単語帳は音声がついてますから、聞きながら真似て声に出す。これが基本。

 

 

 

 

2. 例文を使わないのは命とり

 

 

次に、スペルと意味だけを書くやり方は、例文を使っていません。
この方法だと、正しい用法が分からず意味だけ何となく覚えてしまう事になります。

 

例えば、marry(結婚する)という単語を覚えるとします。
marry 結婚する marry 結婚する marry 結婚する、、、、

 

これも、読解で目にする分には問題ないでしょうが、英作文となると急に”He wants to marry with her.”などと書いてしまう。

 

これは、意味だけ知っていて用法を知らないから。
例文を使って覚えていれば避けられるミスです。

 

 

 

 

3, 何回も書くよりラップタイムを上げる

 

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ただひたすら書殴る方法では、一日にこなせる量が限られてしまいます。
1個の単語を10回書くとすると、単語帳を1日5ページくらいが限界です。

 

500ページくらいある単語帳を使えば、1周するのに3ヶ月以上かかります。
当然、3ヶ月後に最初のページに戻った時には殆ど忘れている。
それどころか、1日5ページしか進まない事で、1周もしないうちに心が折れて投げ出す人の方が多い。

 

まずは、可能な限り早く1周を終わらせるのが重要。
まず1周してしまえば、どれくらいの分量なのか体感的に把握できます。

 

1周終わるまでが一番長く感じるもの。
途方もなく分厚い単語帳に嫌気が差して来ます。
ですが、体感的にどれくらいの分量かが分かれば2周目からは比較的楽になりますし、回を重ねる毎に速度が上がっていきます。

 

忘れる事を恐れて、何回も書いて1ページを丁寧にこなしたい気持ちは分かります。

 

 

ですが、忘れるもんは忘れるんです。

 

 

では、書かずに声に出して読むだけならどうでしょう。
頑張って1日20ページを3回読んだとします。

 

 

つまり、1ページから初めて20ページまでいったら1ページに戻る、を3回。
500ページの単語帳なら1ヶ月で1周しますから、3ヶ月あれば3周はできますね。

 

 

書くだけの人が1周目をようやく終わる頃、3周目が終わります。

 

その期間中、

 

・書くだけの人は1個の単語を10回
・読むだけの人は3回反復を3周してますから1個の単語につき合計9回

 

回数だけ見ると大して変わらないように見えます。

 

 

でも、重要な点は回数ではなくて間隔。

 

 

人間の記憶なんて、寝ておきたら半分は吹っ飛んでます。

 

 

つまり、1日の中で10回書いても1回しか書かなくても忘れる時は忘れるのです。
ですが、後者の方は1ヶ月間隔で同じ単語に再会しますから、そこで記憶が喚起され、印象がより強くなります。

 

つまり、

 

短時間の反復よりも、一定のインターバルを開けた反復の方が記憶への定着力は遥かに強いという事。

 

 

 

 

まとめ:

英語学習をスタートするにあたり、まず単語帳を買う、という方が多いハズ。
色々と情報を集めて単語帳選びに時間をかけるのも悪くないですが、何を選ぶにせよ、効率的な使い方をしなければ、「覚えられない・続けられない」という問題に必ずブチ当たります。

 

英語ができる人は記憶力が他人よりズバ抜けている訳ではなく、学習効率がいいだけ。
耳と口をフルに使って、短期間に何周もできるようになれば、語彙の数は爆発的に増加します。

 

 

 

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