ウチの子をバイリンガルにしたい!TEDから学ぶ切なる親の願いへの答え

先日の「たまひよファミリーパーク」に行った時の記事でも触れましたが、親たる者、「ウチのコ、バイリンガルにできないかしら?」なんて思うもの。

 

私を含めて、今の親世代は小学校で英語なんて教わらなかったと思います。私立小学校ならわかりませんが、少なくとも公立に通ってた人はローマ字くらいしか習わなかったですよね。だから、小学校で英語が導入されたり、英会話教室に通わせるのが当たり前になってきてる時代に突入してきて、親としては「ウチのコが社会に出る頃には英語なんてできて当たり前になってるかも、、、」なんて心配しちゃいます。あとは、自分自身が英語で苦労したり、どうしても苦手であきらめてしまった経験があると、「せめて子供だけは、、、」って思ったり。そこには色々な思いがあるワケです。

 

私自身も自分の子供にとって英語はMUSTだと考えてます。
きっと、ウチのチビ(今まだ2ヶ月)が就活とかしちゃう頃には、英語は「普通自動車運転免許」くらいな存在になっててもおかしくないと思ってます。もしくは、「エクセルが使える」みたいなレベル。「あ、エクセルっすか?できますよ!あ、でも関数とかちょっと、、、え、ピポット?何すかソレ?ゆるキャラっすか?」「いや、ほとんど使えてねーじゃん」つって。

 

 

本当にそうなるかは分からないけれど、そうなる可能性は結構あるんじゃないかな?って思ってます。

 

 

目次

でも、諸説あって何が正解か分からない

 

 

ただ、問題は「じゃあどうしたらウチのコをバイリンガルにできるの?」って事です。

 

特に気になるのは「何歳までならバイリンガルになれるのか?」って事ですが、はっきり言って諸説あります。私は大学の時に英文科で言語学ってゆう実生活においては全くもって役に立たないものを専攻してたんですが、そこでも明確な答えはありませんでした。3歳ってゆう人もいるし、6歳ってゆう人もいるし、12歳ってゆう人もいるし。

 

まず、大前提として「海外に住む」は反則として書きます(笑)。
それができるなら、それが一番なので、、、、「奥さん、それを言ったらおしめーよ」って話ですよ。もうこれ以上書く事なくなっちゃうんで。それだけは勘弁して下さい。

 

日本で育てる、という前提でおなしゃす!

 

まず、このTEDのプレゼンを見てみて

まず、愛しの我が子をバイリンガルにする上で、親もそれなりに人間の言葉の習得について理解が必要です。

 

何よりも大事なのは、この動画でcitizens of the world「世界市民」と言っている概念です。なんか、活動家団体とかHIP  HOPユニットみたいな名前ですが、これは言語学ではごくごく一般的な話で、赤ちゃんは何語でも話せるようになるという事です。日本人の親の間に生まれたから日本語を話すワケではありません。環境が100%決めます。

 

日本人の親から生まれた純正日本人の赤ちゃんでもフランス語圏で育てばフランス語を話すようになります。語尾に「シルブプレ」とかついちゃう。
アメリカ人の間に生まれたbabyでも日本で育てば、普通は日本語を話すようになります。語尾に「ぜよ」とかついちゃ、、、わないけどね。

 

つまり、生まれたての赤ちゃんの脳は、何もインストールされていないスマホとかPCみたいなもんで、そこに何語をインストールするかは環境次第って事です。

 

 

大事なのは10〜12ヶ月!

 

この動画では生後10〜12ヶ月を1つの重要なキーにしていますね。
この時期を堺にして母国語の音への認識がどんどん進む。つまり、日本語に囲まれて育っている赤ちゃんはこの時期を堺に日本語の音にだけ反応するようになっていくって事です。

 

赤ちゃんは音の統計を取っている。

 

これが非常に重要なポイントです。常に周りの音を効きながら(無意識に)、その音の統計を取っている訳です。日本語に囲まれていれば日本語の、英語に囲まれていれば英語の音が統計的に多くなっていくので、それを赤ちゃんは「必要な音」として覚えていく。

 

ここに日本人の「英語ベタ」の理由があります。
このブログでも何度か書いていますが、英語と日本語では音の数が全く違うワケです。子音と母音を合計すると倍も違います。分かり易い例はR/L、それからS/THです。RもLも日本人にとっては「ラ」でしかなく、SもTHも「ス」でしかないワケです。英語では全く違う音でも日本語だと同じ音で処理してしまう。だから、日本語を母国語とする日本人はリスニングが弱く、発音も汚いとよく言われる訳です。

 

裏返すと、この10〜12ヶ月までに英語の音を浴びせると、英語の音も統計的に「重要な音」として残せる可能性が高いって事です。

 

 

7歳までは語学の天才

 

プレゼンターであるPatricia Kuhlさんは最初の方で「7歳までは皆、言語の天才だ」と言っています。
「え、10〜12ヶ月までが勝負ちゃうんかい」って混乱しそうですが、この7歳までというのはあくまで「第2言語」の習得能力です。つまり、母国語が決まった後の話です。「日本語が母国語な前提で英語を習得する能力」って事ですね。一方で10〜12ヶ月の話は母国語がまだ決まっていない時の話です。

 

例えば3歳から英語を始めても4歳から始めても、かなり高い英語力を身につける事は想像に難くありません。一方で10ヶ月以前より英語に触れた場合はどうか?というと、母国語が決まる前の統計取りの時点で英語の音を「使う音」として脳に残す事ができれば、そのコにとって英語の音も母国語である日本語の音と同様に重要な音として脳に残ります。

 

何が変わってくるか?

 

ズバリ、発音です。

 

4歳から英語を始めたコでも5歳からのコも発音はかなり綺麗になります。が、ゼロ歳時から始めるともっとネイティブに近い発音になる。ここが、「外国語として英語の音を練習した子供」と「母国語と同じレベルで英語の音を吸収したコ」の違いです。

 

 

継続は必要

 

ゼロ歳から始めたって言っても、その後も継続しないと意味がありません。
英語は発音だけ良くても仕方ないですからね。文法が備わって始めて言葉として機能します。それに「英語を話せる」だけでは将来使い物になりません。「読み書き」が備わっていないと役に立たない訳です。なので、英語の音が脳に備わったはいいものの、後は放置、では意味がないんですね。という事は、何かしら継続的に英語に触れさせる機会を与え続ける必要があるワケですね。うーーーん、、お金かかるぅ。

 

 

あとがき

 

今回、子供をバイリンガルにしたい親にとって有益な情報となるTED動画を紹介しましたが、人間の言語習得のプロセスっていうのはまだまだ解らない事が多くて、これもまだ数ある説の中の1つに過ぎません。実際には中学生から英語をやってもネイティブ並みになるコもいれば小学校に上がる前からやってるにも関わらずあまり上手ではないコも沢山います。ただ、1つ言える事は、「音」にはある時期を堺に超えられない壁が出て来るという事です。

 

音楽と言語というのは「環境で能力が決まる」という点で非常に似ています。絶対音感が大人になってからでは備わらないのと一緒で、英語もある年齢を堺にネイティブと同じレベルでの発音は難しくなってきます(限りなく近づく事はできるにしても)。

 

そういう意味では、早ければ早い程いい、というワケですね。

 

私自身は英語でかなり苦労をしました。言語とは不思議なもので、幼少期なら1の努力で済む事を大人になってから身につけるには10では足りないくらいのハンデを背負ってしまいます。これからますます「英語は当たり前」というか、「外国人と接するのが当たり前」な世の中になっていくと思います。愛する我が子をそういう世の中できちんと歩いていかせられるよう、親としては大事な時期にきちんと英語に触れさせたいと思う次第です。ハイ。なんか真面目な事言っちゃった。

 

ちなみに、今月、ディズニー英語システムのアドバイザーの方がウチに説明に来るので、そこでの話はまた今後書きたいと思います。

 

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