こないだ会社のIDを入れるホルダーが壊れてしまった。
会議が長引いて次の会議に慌てて向かったら、勢いあまってIDリーダーに当てる時に引っ張り過ぎてブチっと逝ってしまわれた。。。
まあ、つまり、引きちぎってしまったというワケ(笑)
“せっかく新調するんだし、、、やっぱイイものを選びたい”
と思って色々調べて、色々と迷った。もの凄く高価な買物ってワケじゃないから、適当なの選んでもいいんだけど、、、毎日使うものだから、やっぱりコダワリたい。。。
毎日使うモノ(財布、手帳、名刺入れ)はやっぱり革製がいい、という人は多い。私もその一人で、実は革マニア。革製は長く使えるし、だんだんと表情が変わって手に馴染んでいく。だから凄く愛着が沸くんだよね。
なので今回も革製のIDホルダーを探していたんだけど、ふとショッピングモールで立ち寄った雑貨屋で運命的な出会いを果たしてしまいましたよ。手に取った瞬間に感じる革質の良さと、職人によるハンドメイド。素朴だけど上品なデザイン。それなのに安い。
Kissoraっていうブランドなんだけど、知ってるかな?
可愛らしいルックス。だけど本物。
出展:Kissora
Kissoraは女性向けメインのブランドなので、デザインは凄く素朴で可愛らしい。
ゴツゴツしているワケでもなく、かといってガチガチのメンズブランドみたいにシャープ過ぎない。路線的にはイルビゾンテとかgentenに近いのかな。なんとなく、ハンドメイドの「温もり」みたいなものを感じさせるデザイン。
私が好感を持ったのは、革へのこだわりと愛情が伝わってくるブランドだし、”Made in Japan”に誇りを持ってモノづくりをしてるから。
製品シリーズがいくつかあるんだけど、どれも国内の有名タンナー(皮をなめして革にするとこ)から仕入れた革を使っている。栃木とか姫路は革の産地として有名なんだけど、そういう産地のものが多い。新喜皮革っていう姫路の有名なタンナーのコードバン(馬のお尻の革)を使ったものなんかもある。
パッと見は”可愛らしい”って感じなんだけど、あなどるなかれ。実際は若干の男臭さを感じるほどの職人気質ブランド。
やはり持つなら、こういう「実直なモノ作り」をしているブランドがいい。しっかりとした品質のものを時間をかけて自分だけのものに育てていくというのはこの上ない贅沢。ちなみに、今回買ったIDホルダーは”Kaname Leather”というシリーズで、東京都墨田区の有名タンナーの革を使ってるもの。
使う程に愛着が増す 美しき”エイジング”
出展:Kissora
やっぱり革製品を使う醍醐味はエイジング。
使い込む程に、艶が増して何とも言えない深みが出て来るし、手にしっとりと馴染んでくる。
このエイジングでどれだけ深い味を出せるかは、革質と手入れで決まる。この画像を見て分かる通り、これだけ深みのある味を出せるのは革質が良い証拠。そして形も崩れていない。それは高い縫製技術が成せる技。
真ん中下あたりのブルーの財布とか凄く味が出てるよね。
レディースなんだけど、男から見てもカッコいいすわ。欲しいすわ。
実はこないだ別のブランドの財布を買ったばかりで、もっと早くこのブランドを知っていれば、、、なんて思ってしまった。
こうやって”自分だけのもの”になっていくのってやっぱり凄くイイ。
スーパーブランドの製品ではできない楽しみ方だよね。
例えば、ルイ・ヴィトンの財布の経年変化は「味がある」ではなくて「ボロい」とみなされるだけだからね。
この写真のような、「使い込まれた上質なもの」を身につけている人って凄く魅力的に見えるんだよね。特に仕事に使うようなモノだと、使い込まれた事で生まれたその「味」が持ち主のキャリアや努力を物語っているようで、カッコいい。それに、流行ですぐに買い替える人よりも自分を持っているような印象も受ける。
使う程にアナタだけのモノに育っていく。
色は深みを帯びて、より上品な光沢を生む。手触りはアナタの手に一番馴染むように柔らかく、しっとりと吸い付く。
そういう喜びを味わえるのはこういう職人気質で実直なブランドのものだけ。
特に、上の画像からも伺える通り、Kissoraはエイジングの楽しみや美しさを熟知していて、それを前提としたモノ作りをしている。
コスパ的に最高峰。有名ブランドなら5万円取るレベルの財布もアンダー2万円。
国内で最高品質の革を使って、しかもハンドメイドという事を考えるとKissora製品はめちゃくちゃお買い得。
イルビゾンテよりも4割くらい安いかな?
長財布やラウンドジップ財布で2万円を切る。
同じタンナーの革を使っていたら、有名ブランドは平気で4〜5万円の値段つけるからね。まあ、ブランド料ってことなんだろうけど。
財布以外の小物系(カードケース、IDホルダー、小銭入れetc)は大体アンダー5,000円以下。
栃木レザーや姫路レザー、あとはミネルヴァ・ボックスといった高品質の革を職人がハンドメイドで製品にしている事を考えると、かなり破格。
他アイテムも買おうか検討中、、、。
財布は最近購入したばっかりだから買う訳にはいかないけど、、、小銭入れか名詞入れでも買おうかな、とか計画中です。
基本的にレディース製品なんだけど、バッグを除けばほぼユニセックスで使えるものが多い。
赤なんかは、最初は結構ビビットな色味だけど、いい感じの落ち着いた色にエイジングしそうで気になる。
でもブルーも「青」から「碧」への美しい変化が捨てがたい。。。。
んーーー。もうちょっと悩もうかな。
【7/11追記】
たまたまKissoraの店の近くまで行ったので、けっきょく誘惑に負けて小銭入れを買いました。
財布に小銭入れついてるんだけど、小銭を入れると財布の寿命って一気に短くなるので、分ける事にした。
(ちなみに、先代の財布であったWhite House Coxは小銭入れの破れがその後の致命傷となり逝ってしまわれた)
上の画像でにある青い財布の美しいエイジングの妙を見せつけられて、”Garbon”シリーズののブルーをチョイス。
もっと小さいコインケースもあったんだけど、ちょっと大きめのにしました。
というのも、私の場合はTポイントカードとかPONTAカードとか、よく使うのね。
特に平日のランチとか仕事帰りとか。
そのカードのせいで財布がどうしても膨れてしまうので、いっそ小銭入れに移してしまおうと。
という事でこのサイズに。
Tポイントと、PONTAとnanacoをさえ入れておけば近所のコンビニいくくらいなら、小銭入れだけでOKだし。
このキレイな青がやがてミドリがかった深い碧にトップリと馴染んでいくのが楽しみで仕方ないっす。
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