換気扇のフィルターは色々ある家の掃除の中でもラスボス級に手強い。
こないだの週末、重い腰を上げてようやく換気扇フィルターの掃除をしたんだけど、正直気が重かった。実は半年前もトライしたのだが、ほとんど歯が立たなかった。あの敗北感をまた味わうのかと、、、。
アナタもこんな状況に陥っていないだろうか?
・食器用洗剤を溶かしたお湯に浸けてみる
・マジックリンをこれでもか!と連射し、しばらく放置してみる
・そこから更に歯ブラシでシャカシャカとこすりまくる
祈るような気持ちで泡を流すと、全然落ちていない光景が目に飛び込む。そして落胆する。
分かる。分かるよ。
それがまさに前回までの私。
これだけ技術が進歩した日本において油汚れに全戦全敗を喫した男の姿。
でもね、今回色々と試して分かったけど、実は超簡単に落とす方法があったわ。マジで。
今までの努力が何だったのかと後悔せずにはいられない程に簡単だった。疲れないし、時間もかからないので、参考までに書き留めておく。
油汚れは”落とす”、のではなく”吸い取る”
私の一番の敗因はね、油汚れを洗剤とお湯で柔らかくして歯ブラシでゴシゴシ落とそうとした事。それをやると、本当に収集がつかなくなる。中途半端に油が溶けてデロデロになって、こすってもこすっても落ちない。
そこで、発想の転換が必要となる。油を落とすのではなく、吸収させるという事。
それを可能にするのが、
重曹です。
意外と普通。やたらと高い洗剤を東急ハンズで買う必要はないのです。
では、手順を書いていこう。
1. サラサラとふりかけて、30分くらい待つ
フィルターを取り出したら、サラサラとふりかけて。粉雪のように。まんべんなく。
ここで注意するのは、フィルターを水とかお湯で濡らさない事。油の吸い込みが悪くなるので。フィルターを外す。置く。振りかける。これだけ。重曹はそんなに高いものでもないから大胆に振りかけよう。とは言っても無駄にするのは勿体ないので、私はシンクにゴミ袋を敷いて、網目からこぼれた重曹が無駄にならないようにした。
わざわざ重曹ペーストを作って塗っていく方法もインターネットで見たけど、そこまでやる必要はない。より強力にしたい場合は、マジックリンを吹きかけてから重曹をふりかける。ただ、鼻をつくようなヤバい匂いが発生するので、必ず窓を開けるなりフィルターはついてないけど換気扇を回すなりした方がいい。
30分くらいすると、真っ白だった重曹が段々と茶色になる。これはつまり、油が重曹に吸収されているという事だね。
2. 歯ブラシでこすっていく
重曹が茶色くなったら、歯ブラシでこする。
すると、油を吸った重曹が不思議なくらいポロポロと落ちてくる。
大体落としたら最後にお湯で流していく。
おしまい。
簡単でしょ?
今まで必死に力入れて歯ブラシでゴシゴシやって手を痛くしていたのがホントにアホらしい。ただ、これからは換気扇の掃除も身構えずに気楽にできそう。
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