なんだか最近台風が凄いですな。
先日台風18号の際には、駅までの道でもう足元がビチャビチャ。
しかも、水が溜まっているところに足をつっこんでしまって革靴が完全に水浸しに。。。
大変な思いをして会社に行ったのに誰もいないし。。。
昼には完全に晴れてたので、私も午後から行けば良かった。。
ところで、私と同じように相次ぐ台風で革靴が水浸しになってしまった人も多いのでは?と思い、水浸しになってしまった時の手入れ方法について書いておこうかと。
1. しっかり吸水をする
大切な靴を水浸しからきちんと回復させるには、まず、革に染み込んでしまった水分をしっかりとって乾かす事。
一番簡単なのは、新聞紙を靴の中に入れて日陰になる場所で乾かす方法。
つま先までしっかりと新聞紙が入るように丸めて突っ込む。
この時、新聞紙は水分をとりつつ、型くずれを防ぐ役目もあるのでしっかり詰める。
つまり、シューキーパーの代わりになっているという事。
あと、日差しに当てて乾かさない事。
ひび割れの原因になるので。
1日置きくらいに新聞紙を交換し、3日程度は乾かす。
ちょっと触って「乾いたかな?」と思っても、実際はつま先や革の内側にまだ水分が残っている可能性が高いので、これくらいの期間は必要。
2. 白い汚れが浮いていたら
白い粉っぽいのが浮いてくる場合。
これは何かっていうと、革に含まれていた塩分が浮き出てきたもの。
水浸しになってしまうと浮いてくる場合が多い。
これは水拭きでは中々落ちないんだよね。
じゃあどうするのか?
ステインリムーバーを使う。
これは汚れや古くなったクリームを落とすためのものだけど、先ほどの白い汚れも簡単に落ちる。
靴だけでなく色々な革製品の汚れ落としに使えるので1本は持っておきたい。他のメーカーのもあるけど、匂いがきつ過ぎる事が多いので、モゥブレイがオススメ。
3. 油分と水分をしっかり補給する
水浸しになった場合、革に含まれていた栄養分は水に溶け出してしまう。
つまり、新聞紙を使って乾かした後は、栄養分も水分も不足しているという事。
そこで、便利なのがデリケートクリーム。
ちなみに、写真の通り、私はモゥブレイのデリケートクリームを愛用している。
ベタベタしないし、すーっと革に入ってくれるから。
靴底が革の場合、靴底にもきちんと栄養を与える必要があるので、塗る込む。
4 いつも通りクリームを塗り磨き上げる
栄養クリームが染み込んだら、後はいつもの手入れと同じように、クリームを塗りブラシ・クロスで磨き上げていく。
これでいつも通りピカピカに戻ってくれる。
ポイントはしっかりと乾かす事。
きちんと乾かさずにクリームを塗ってしまうと、要するに革がジュクジュクな状態で上から蓋をしてしまう事になり、革が乾かずすぐに痛んでしまう。
せっかく自分の足に馴染んだ靴も水浸しになって放っておくとすぐにダメになってしまう。
ながく愛用する為にも、水浸しになってしまった場合は直ぐに手入れをしよう。
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