TOEIC参考書 評価レビュー VOL.7 「新TOEIC TEST出る単特急 金のフレーズ」

TOEIC参考書 評価レビュー VOL.7 「新TOEIC TEST出る単特急 金のフレーズ」

TOEIC対策用の単語帳を語る上では外せない通称「金フレ」。

 

実績のある講師陣が手がける「特急シリーズ」は良書が多く、それは単語帳も例外ではない。
TOEIC対策用にどれか単語帳を1冊選べと言われれば、金フレは間違いなく候補の1冊に入れるべき単語帳。
ちなみに僕も大変お世話になった。

 

 

価格も通常の単語帳に比べても易いので、とりあえず迷ったらコレでもいいかも知れない。

 

 



 

 

1. 純度100%の単語精製

 

purity

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本書の著者はTEX加藤氏。

TOEIC満点をたたき出し続けるTOEICマニア。

 

この単語帳の最大の強みはその単語選定の精度。
本当に出る単語しか載っていない。

 

これは著者であるTEX氏が自身の受験の度に覚えている単語を書き出してリスト化し、そこから頻度の高いものを選んでいるから。
他の単語帳が主にコーパスという統計データから頻出語を抽出しているのに対して、本書は実際に受験をして積み上げたデータから抽出されているので精度が格段に高い。

 

コーパスについての説明はコチラの記事をば

↓ ↓ ↓

TOEIC参考書 評価レビュー VOL.2 「キクタン TOEIC」

 

見出し語は1,000語と他の単語帳と比べると少ないが、ポイントを抑えた単語選定なのでどのレベルの人も使えるものになっている。

 

 

2. 対象範囲が広い

 

大抵、単語帳というものは購入対象者が絞られる。
TOEIC300点の人と800点の人では当然、使うものも変わってきますよね。

 

でも、金フレの構成は

 

600点レベル 助走の400語

 

730点レベル 加速の300語

 

860点レベル 飛躍の200語

 

990点レベル 頂点の100語

 

となっており、広いレベルをカバーしている。

 

 

正直、800点を超えている人が購入した場合、7割以上は知っている単語だと感じる。
しかし、中には知らない単語、忘れている単語もあるハズなので、試験前にザーーーッと目を通すだけでも十分に役立つ。

 

価格面と用途の広さを考えると上級者も手にする価値は十分にある。

 

 

「直前にザーーーッと」と言いましたが、金フレは1周するのに時間がかかりません。
そういった点でも、抜けている単語を潰す作業に非常に向いている。

 

 

3. 単語帳としての属性

 

category

 

 

 

 

 

 

前回、単語帳には大きく分けて「リスト型」「例文型」があると言いました。

↓ ↓ ↓

TOEIC 参考書 評価レビュー VOL.6 「新TOEICテスト 出る語句1800」

 

本書はどちらかというと「リスト型」に近い。
先ほど1周に時間がかからないと言いましたが、2週間あれば終わります。
頑張れば1週間でもできる。

 

ただ、リスト型の単語帳は「例文を重視しない傾向」があり、例文音声が付いていない、あるいは別売りというケースが多い。

 

でも、金フレはmp3の例文音声ファイルをHPから無料でダウンロードできる。
これは昨今の「音声別売り商法」からするとかなり良心的。

 

単語の発音、意味、例文、例文の意味など、必要最低限の音声になっているので無駄もない。

 

 

 

4. 使い方

goldphrase

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とにかく何周もする事。
本書はこれに尽きる。

 

1周目は2週間程かかるかも知れないけれど、2周目以降は知っている単語も増えてくるので時間を短縮できるハズ。
試験までに5周はしたいところ。

 

書いて覚えたい人はもう少し時間がかかるかも知れない。
ただ、1周がすぐ終わるので音声に合わせて読み上げて、とにかくラップタイムを短くして周回を増やす事に専念すると効率がいい。

 

 

5.アウトプットに役立つ

 

 

読めばわかる単語と、自分の頭から出てくる単語、どちらが記憶に深く定着しているだろうか。

 

当然、後者。

 

その点を本書はキッチリ抑えている。

 

 

kinnnoohrase-2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

左のページは見出し語の頭文字だけしか記載されていない。

 

例えば、

 

同僚と話をする

Talk with a c______

 

という具合にクイズ形式になっており、正解が右ページに記載されている。

この仕組みは記憶の深度を上げる事に非常に役に立つ。
僕らのようにネイティブではない人間にとっては、「読めば意味は分かる単語」の割合の方が多い。
しかし、このレベルで覚えている単語は記憶から剥がれてしまいやすく、しっかりと定着していなケースが多い。

 

でも、このクイズ形式を使いさらに周回を重ねていけば、かなりしっかりと記憶に残ってくれる。
リスト型の単語帳はただでさえ記憶に残りずらい。
全ての単語が無機質にズラーーっと並んでおり、印象が平準化されてしまうからだ。

 

その点で、この工夫は大変ありがたい。

 

 

 

5.まとめ

 

 

これ1冊で満点を取れるかと言うと、難しいかも知れません。
正直、860点レベル以上の単語は3割しか収録されていませんから。

 

ただ、TOEICは難しい単語を知っていれば点数が取れるかというと、そうでもない。
むしろ、基本的な単語をいかにしっかり抑えているかがポイントになる。
(一方で、英検は難しい単語を知っていないといけない傾向が強い)

 

 

個人的には本書はかなり厳選された単語帳であるが故に収録語数が少ないので、金フレは2冊目がいいと思う。
まず基本単語を網羅する単語帳を1冊こなし、復習とさらに難しい単語を覚える為のいわばTOEIC単語対策の仕上げに使うのが効果的。
600点を超えたら金フレに手を出すとワンランク上に進む際にスムーズに行けるハズ。

 

1冊目としてオススメなのは

 

・新TOEICテスト出る語句1800(関連記事はコチラ
・はじめての新TOEICテスト全パート単語対策(関連記事はコチラ

 

 

 

 
 

 

TOEIC参考書 評価レビュー VOL.7 「新TOEIC TEST出る単特急 金のフレーズ」 was last modified: 9月 1st, 2015 by Taka