クリニークを半額で〜旦那の海外出張を上手く利用する方法

2週間程アメリカ出張へ行ってきた。

久々のアメリカ出張で、急に決まったものだから結構ドタバタで出発。
往路はデトロイトから入って、帰りはミネアポリスから帰ってきた。

 

海外の空港では免税店をブラブラして時間を潰す人も多いと思う。
アメリカの場合、クリニーク、ランコムなどの化粧品、あとはTUMIのバッグなんかも日本で買うより安い。

 

私の場合、海外出張の度に妻と実家の母から化粧品を購入してくるよう指令が下る。
時間が無くて買えなかった日には「なんの為に海外いってきたんだ。遊んできたのか?」と言われる始末である。

 

つまり、私にとって、無事指定された化粧品をゲットしてこられるかどうかは死活問題であり、最重要ミッションの一つ。
(正直、今回は化粧品を買うのに頭が一杯で、私は会社へのお土産を買い忘れた、、、)

 

でもね、化粧品ってホント、値段が違うんだよ。

 

目次

どれくらい安いのか?

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うちは妻も母もクリニークというブランドを愛用しているんだけれど、今回買ったものを例にすると:
※最近の為替レートで109円として計算
※以下出典:CLINIQUE

 

スマートカスタムリペアセラム

 

 

 

 

 

 

 

日本国内価格(税込み):15,560円
アメリカ価格:USD80.00 =8,720円

リペアウェアレーザーフォーカス

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日本国内価格(税込み):9,180円
アメリカ価格:USD47.50=5,178円

イーブンベターブライトセラム

even better

 

 

 

 

 

 

 

 

日本国内価格(税込み):14,040円
アメリカ価格:USD47.00=5,123円

モイスチャライジング乳液

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日本国内価格(税込み):3,780円
アメリカ価格:USD26.00=2,834円

 

日本で買った場合の合計金額:4,2560円
免税店で買った場合の金額:21,855円

これで円高だったら、もっと価格差が開くよね。

 

女性の方はお気づきだと思うが、乳液なんかに比べると美容液系の価格差がもの凄い。
同じものが日本では倍近くの価格で売られている事になる。

 

だから、海外出張へいく旦那へ頼む場合は美容液を狙おう。

 

 

なんでこんなに違うのか?

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この価格差だけを見ると、なんかぼったくられているような気持ちになる。
まあ、中でもクリニークなんかは国内外の価格差が大きい事で有名なんだけど、なんでだろう?

 

「日本人は金持ってるから高くても買うべ!」

 

という話ではない。

 

海外で化粧品を買う場合によく言われるのが、「日本国内で売られているものは日本人の肌に合わせて処方を変えていて、いい成分を使っているから高い」というもの。
なんとなく「日本製=高品質」というイメージも手伝って納得したくなるけど、本当にそうなのか?

 

大体ね、肌につけるものとか、身につけるものを売るブランドはね、そう言うんだよ。
例えば、グッチの靴なんかも海外で買った方が安いんだけど、日本のグッチの店員は「日本人の足に合わせた木型を使っています」と。
ただね、木型一つで値段が1.5倍になったりするのはおかしい。

 

「日本人に合わせて作っているから高いんです」ってのは大体が売る側のお決まり文句なんだよね。

 

化粧品も同じで、成分が違うって言ったって、化粧品の原価なんて、売価の半分もない。
成分が変わったところで、価格が2倍になるワケないんだよね

 

例えば、日本だけ処方が違って、他の国は全部処方が同じ。
さらに、他国で販売するのはまとめて原料を仕入れているから安いけど、日本製は原料が違うから量がまとまらなくて高い、って言うならまだ分かるけど、それって変じゃない。
「同じアジア系の韓国や中国の人の肌なら問題ないのかよ!」って話だし。

 

じゃあ、一体なんなのよって話だけど、まあこれは推測でしかないんだけど、化粧品って原価率は低いけど、利益もそんなに無いんだよね。
莫大な広告費を使うし、研究開発費用、あと設備投資の償却、人件費がかかってくる。
日本と海外だとやっぱ日本が高いんだよね。

 

特に、どこのブランドも新商品を定期的に出さないといけないから、常に開発コストはかかってくる。
だから、成分っていうよりこういったコストの違いが大きいと思う。

 

じゃあ、やっぱ海外で買ったほうがいいじゃん!って事なんだけど、やっぱ成分の違いも見過ごすワケにはいかない。
実際、妻と母は海外版でもずーーーーっと問題なく使っているけど、合わない人は本当に荒れてしまう。
妻の友人で、日本のクリニークはいいけど、海外で買ったものだと肌が荒れたって人は何人かいるからね。

 

「今度、うちの旦那だ海外出張行くんだけど、何か買ってきて貰おうかな!」と持ってるアナタは、まず1個だけ化粧水みたいな基礎化粧品を頼もう。
で、問題なかったら次からドンドン買って来て貰おう(笑)

 

それか、ネットで格安で売ってるのって海外のものだから、それで1個試してみるのもアリ。
肌が荒れたら本末転倒なので、まずはお試しから。

 

 

交渉術

 

「私の旦那は英語できるから、免税店でも上手く買物してるハズ!」と思っているアナタ。
それは間違ってる。

 

海外出張中はクライアント相手にギリギリの交渉をしてたようなサラリーマンだって、帰国日に空港の化粧品売り場に行けば「アウェーに放り込まれたただのオッサン」だという事を認識して欲しい。
日本のデパートに1階の化粧品売り場でバツが悪そうにしてるメンズがいるでしょうよ。
あれが、海外行った途端にスマートな買物できるワケない。

 

しかも、男一人で入ってみなさいよ。
いいカモですよ。

 

ってなモンで集中攻撃間違いなし。

 

私もね、深夜便で空港がガラガラな時間に行った時はよく3〜4人の店員に囲まれてドギマギしてたよ。
んで、なんかテンション上がって余計なもん買うんだよね。

 

それが、今ではきちんと頼まれたものしか買ってこないし、試供品をハードネゴで貰いまくって帰ってくるらね。
多分、仕事の時より輝いてるよ。

 

では、海外の免税点で上手に買物する為の心得を。

 

頼む側(妻・彼女)の心得

 

・名称(英語名と日本のカタカナ名は違う事があるので必ず英語名を抑える)
・画像(HPからプリントアウトしておくか旦那のスマホに送っておく)
・容量も指定する

 

とくに容量だけど、これを忘れると旦那は困るよ。
30ml,50ml,100mlでえらい値段が違うじゃない。
だけど、分からないとついつい高いもの(100ml 2本セットとかね)買わされて帰って来るから気をつけて。

 

要するに、旦那が簡単に「コレ下さい」と言える状態を作っておく事。
ほっとくと、やれアイクリームだ、マツゲのトリートメントだって頼んでもないものに金使わされるので。

 

あと、トランジット(乗り継ぎ)だと思ったより時間がなくてゆっくり買物できないから、さっと行ってさっと買えるようにしておこう。
乗り遅れたらシャレにならんからね。

 

 

旦那・彼氏の心得

 

ここを読んでいるアナタはいわば私と同じ立場であり、使命を背負った従者なワケです。
ここで買物を上手くできるかで帰国後の評価が変わるので胸に刻んで欲しい。

 

まず、恥ずかしがらない。

 

頼まれたブランドを見つけたらまっすぐ向かう。
よそ見をしない。

 

そうすると、1分もしないうちにキレイなお姉さんが”Can I help you?”と声をかけてくる。

 

ここで、ポイントはオドオドせず、知ったかぶりもせず素直になる事。
そして、クールな発音で、”Yeah, I need your help. Actually, I need to buy some cosmetics for my wife ( girl friend) but I’m not familiar with these kinda things…so…”と最後は少し不安げで放っておけない感を醸し出す。

 

そうすると、”Sure, do you know what you need?”ってな感じ「何を買わないといけないの?」とくる。

 

そこで、妻(彼女)に託されたリストを出す。
これで、必要なものは店員が用意してくれる。

 

奥さんに化粧品を買って帰るのは全く恥ずかしい事ではなく、むしろ好感を持ってくれる店員が多い。
だから、こちらから店員を捕まえて間違いなく選んでもらうべき。

 

ただし、ここからが問題だ。
大抵の場合、ここから店員は怒濤の売り込みをかけてくる。

 

化粧水と乳液しか頼んでないのに、美白用の美容液だとか、アイクリームだとかマツゲ用のトリートメントなんかを売り込んで来る。
そして言うのだ。

 

「あなたの奥さんは絶対にコレが必要だし、喜ぶから!」

 

って。

 

こっちが男で何も分からないと持ってるから、ガンガン売り込んで来る。

 

そこで「へー、、、そうなんだー。日本だと高いみたいだし、せっかくだから、、、」なんて思ってはダメ。
奥さんが本当に必要なら最初から頼んでるから。

 

例えばね、事前に「あとコレも欲しいけど、、高くなっちゃうからいーや、、、」ってあなたの奥さんや彼女がポツリと言っていたとする。
それだったら買うべきだよ。男として。いや、漢として。奥さんがわざとその一言を残した事を分かっていても買うべきさ。
海外出張の日当1日分でどうにかなるじゃない。

 

 

さらなる飛躍

 

さて、メンズはここから更にもう1段階ランクを上げて欲しい。

 

免税店で値切るのはまず無理と思っていい。
そこで狙うのは試供品である。

 

私は以前、LAX空港でクリニークのおばちゃんと話が弾んで、めっちゃ試供品を貰って帰ってきた。
試供品ってサイズが小さい分、旅行とかに持って行くのに便利みたいなんだよね。

 

化粧品はね、必ず試供品がある。
だけど、黙っていてもくれない場合が多い。

 

なので、それを狙って行く。

 

まず、簡単な方法としては、会計に行く際に

 

“Oh, can I have some trial kits? so that my wife will be able to see others she needs and I will be able to buy them next time here.”

「あ、試供品って貰えます?そしたら彼女は他に何が必要か分かるし、次に僕がここに来た時に買えるから」

 

と言ってみる。
大抵はくれる。

 

化粧品売り場の店員は100%女性。
女性はね、女性の為に頑張るメンズを邪険にしないよ。

 

それでもくれなかったら、「あっちの化粧品売り場ではくれるって言ってた!!」と粘ってもいい。

 

まとめ

 

まず、恥ずかしがってはいけない。
どうせ、海外の免税店の店員なんてもう二度と会う事もないんだから。

 

押しに負けて買わない。

 

そして試供品をゲットする。

 

最後に英語ブログらしく、英語知識を書いておきたい。
TOEICに出るワケではないけれど、妻からの評価を左右する重要な知識として胸に刻んで欲しい。

 

化粧水:Liquid Lotion (Toner)
乳液:Lotion
美容液系:◯◯Serum

 

まず、化粧水は”Liquid Lotion”か”Toner”と呼ぶ事が多い。
間違ってもMake-up-waterなんて言わないように。

ただ単に”Lotion”と言うと乳液なのか化粧水か曖昧になるので、化粧水の時はLiquidをつけよう。

美容液は何かというと、”Beauty Liquid”ではないよ。
例えば、アイクリームならEye Serumといった具合に使う部分や目的+Serumといった感じ。
例えば、美白用なら”Bright Serum”とかシミ用なら”Dark Sport Repair Serum”とかね。
最初に書いた、私が購入したクリニークの美容液もそんな感じで名前がついている。

 

ただ、乳液状のものを”emulsion”といったり、メーカーによってバラバラなので、具体的な製品名を伝えるのが一番。

 

奥さん・彼女さんは是非、旦那・彼氏の海外出張を上手く利用して欲しい。
旦那さん・彼氏さんは是非、海外出張は最後まで気を抜かず免税店でスマートな買物をして欲しい。

 

 

 

 

 

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