「イギリス英語の発音を身につけたい!」と思ったらBBCサイトを使わない手はないよ。
教材も映画も音楽も、日本人の私達が触れる英語はアメリカ英語の方が圧倒的に多い。
めっちゃビートルズが好き、みたいな人は別だけど。
TOEICのリスニングにもイギリス英語は出てくるので、TOEIC対策としても非常に便利なサイト。
ただ、BBCのサイトではNEWSの動画や音声をもちろん無料で視聴できるけど、ちょっと英語学習には使いにくい。
なぜなら、トランスクリプト(原稿)が公開されてない為に聞き取れなかった部分を確認する手段が無いんだよね。
上級者ならいいけど、初心者にはオススメしない。
じゃあ、どうするかってゆーと、BBCのサイト内にあるBBC ENGLISH LEARNINGというサイトを活用する。
これはBBCが提供している英語学習者用のサイトなんだけど、原稿を確認できるのでイギリス英語学習にはうってつけ。
BBCのサイトは外国サイトだけあって、ゴチャゴチャしてて迷子になりやすいので、今回は使い方をご紹介。
まず、サイトはコチラ。
Sourced from : BBC
サイトを開くと、ちょうどこんな感じでコンテンツがガチャガチャと並んでいる。ボキャブラリー強化、フレーズ、文法、発音など色々なものにフォーカスしたコンテンツが並んでいる。まあ、「もうちょっと見やすくしてくれよ」って感じのサイトなんだけど無料なので文句は言えませんな。
色々なジャンルのコンテンツがあるけれど、オススメなのは
“Words in the News”というこのサイトのメインコンテンツ
と
“Pronunciation Tips”という発音練習用のコンテンツ。
1, Words in the News
BBC English Learningを開くと一番大きく出ているのがWords in the News。
上段のSUMMARYがニュース全体の要約。
下段のREPORTが記事全文となる。
流れとしては:
1. 原稿を見ずに音声を3回〜5回聞く
2. 原稿を見ながら聞く
3. 単語・フレーズを確認し、全文の意味を理解する
4. 原稿を見ながら音読をする
5. 原稿を見ずに音読をする
というのが基本的な流れ。
ポイントとしては、
・単語帳を持っていたら、ニュースに出て来た単語が単語帳にも出ていないかCHECKする
・音読をする時はアクセントやイントネーションを徹底的に真似する
単語やフレーズはネット画面上で「へぇー、ふぅーん」では覚えにくい。
手持ちの単語帳があるなら載っていないか確認しよう。
もし、載っていたらそれは覚えなくてはいけない単語。
載っていないなら、「へぇー、ふぅーん」でとりあえずOK。
音読については、ナレーションを徹底的に真似する事。
真似をしないと音読の意味がない。
イギリス英語の発音はアメリカ英語とかなり違うので、発音を意識しないといつまで経っても聞き取れるようにならない。
ただ聞き流していたり、棒読みで音読していても意味がないので可能な限り真似をする。
音読は最低10回、目標30回はやろう。
1日で30回やるより、1日10回を3日間のように振り分けた方が効果的。
人間、寝ておきたら半分は忘れているので、連日同じスクリプトを音読するとボキャブラリーは加速的に増える。
音声とスクリプトは画面右上からダウンロードできるので、ipodに落としてスクリプトをプリントアウトしておける。
これは、実際にダウンロードした原文。
私はこんな感じで知らない単語にマーカーを引いたりしてるけど、日本語の意味は書き込まないようにしてる。
それをやっちゃうと覚えないんだよね。
チラっと見たら意味が書いてある、みたいな状況だと記憶に残らないので。
一つ付け加えておくと、
単語は単語帳で覚えるよりもこうやって文脈の中で覚える方が10倍覚え易いからね。
音読を繰り返した分だけ深く記憶に定着するので、しっかり音読しよう。
2. Pronunciation Tips
画面の左上の方に”Pronunciation Tips”というコンテンツがある。
さすがBBCといった感じで、発音の練習ができるようになっているので是非活用しよう。
このブログでは繰り返し言っているけど、発音はちょーー大事。
絶対に後回しにするべきではない。
何故なら、発音できない音は聞き取れないから。
聞き取れないから発音できないんじゃない。
発音できないから聞き取れない。
英語にはカタカナにしてしまうと同じだけど、実際は違う音というのが沢山ある。
この画像に出ている”I”と”i:”もカタカナで言えば「イ」だけど英語では違う音。
発音記号とか「面倒くせーーーー、ってか意味わかんねーーー」という気持ちは分かるけど、実はそんなに種類はないし、
頭で覚えるよりも反復練習を通じて身体で覚えるものだからあまり気構える必要はないよ。
同じニュースを同じ回数音読したとしても、発音を意識している人とそうではない人だと、そこから得る事のできる英語力は全く違う。
半年経てば英語力でもTOEICの点数でも圧倒的な差が生まれるので、是非発音は意識して欲しい。
このPronunciation Tipsでは発音を気軽に練習できる。
有声音・無声音、似ている音の区別、音の連結(音同士がつながって、what I がホワライみたくなるやつ)など、色々なコンテンツがあるのでやってみよう。
とはいうものの、、、お気づきの方もいると思うが、BBC English Learningは全て英語。
発音の解説の動画ももちろん英語(かなりゆっくり喋ってるけどね)。
「英語ができないから勉強するのに何で説明まで英語なんだYo!」
という方は、ちょっとお金はかかるけど、まず発音の基本的な練習本を1冊こなす事をオススメする。
発音記号もすぐに読めるようになるし、このPronunciation Tipsで説明されている事は全て網羅されているので。
ホント、英語学習の駆け出しの頃から発音を練習する人と後回しにする人だと成長が全く違うよ。
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